その3発注数量の決め方
一般的に印刷はたくさん刷ると単価が下がっていきます。
刷れば刷るほど安くなるというイメージです。
弊社の価格で比較しますと…
A4 16ページ 無線綴じの場合の単価
- 100冊で @194.00
- 1,000冊で @51.20
単価で比較すると100冊は「高い」というイメージになってしまいます。
これを総額で比較しますと…
- 100冊で ¥19,400
- 1,000冊で ¥51,200
当たり前の話ですが、圧倒的に1,000冊の方が高いのです。
今の時代なるべく無駄を省きコストダウンにつなげるようにしましょう。
では、どうやって数量を決定すればよいのでしょうか?
イベントのプログラムや記念誌など1回で配布してしまう物件
- プログラムの場合
- イベントの来場予定者数+予備+編集者予備
来場者の見込みが不確定の場合は多めに予備を用意しておきましょう。
- 記念誌などの場合
- 配布予定者+予備+編集者予備
配布者がほぼ確定している場合は予備は少なくしましょう。
取扱説明書・マニュアル・契約書など長期的に配布・使用する場合
これらの物件は「いつかは使うのだから多めに刷ろう」という感覚になりがちです。
前述のようにたくさん刷れば単価は安くなりますが、保管場所に困ったり、改訂が入ったり…など。一概には言えないのですが、私はお客様に聞かれたら概ね1年間の使用量をお勧めしています。
特に伝票に使われる複写用紙は3年以上経過しますと発色が悪くなってきますので、ご注意ください(保管条件にもよります)。
オフセット印刷では100部以下の数量では総額はほとんど変わりません。
100部以下で使用数量が確定している場合はオンデマンド印刷をお勧めいたします。
次号は「印刷用紙について」です!