無線綴じ
製本方法の一種で、ページ順に丁合した本文の背と表紙を糊(ホットメルト)で接着する製本方法。
糸や針金(線)を使用しない製本方法であることから「無線」と名付けられた。
広い意味で「平綴じ」に含む場合があります。
無線綴じの製作実績
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- しおり
- 無線綴じ
- A5
- 本文24ページ
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- 定期刊行誌
- 無線綴じ
- A4
- 本文26ページ
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- テキスト
- 無線綴じ
- A4
- 本文24ページ
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- アルバム
- 無線綴じ
- A4
- 本文36ページ
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- 参考書
- 無線綴じ
- A5
- 本文172ページ
無線綴じの特徴
- 比較的丈夫で、長期保存にも向いている。
- 多ページに向いてる。
- 背に文字(背文字)を入れることができ、本棚に並べた時に探しやすい。
- 安価に仕上げることができる。
無線綴じをよく利用される冊子
無線綴じの強度について
表紙を取り付ける時、強度アップのためにとじる前に本文の背に溝を入れることで、溝に糊が入り込んで強度を増す工夫をしていますが、何度も繰り返し使用すると本文がはずれてしまうこともあります。
その場合は糸かがりなど別の製本方法をおススメします。
無線綴じのデータ制作時の注意点
無線綴じは中綴じのように完全に開くことができないため、ノド部分(綴じ側)は読みにくくなります。
目安として5mm程度広目にアキを作ってください。
また左右見開きでページを作成する場合、中心部分のデザインに注意が必要です。
冊子印刷ドットコムでは無線綴じの場合、最小2p単位で紙を変えたり、ページを増減することができます。
中表紙や扉(仕切紙)を入れたり、二つ折や片袖折をしたページを本文として綴じ込むことも可能です。
またオプションとして、見返しや表紙への筋つけなども可能です。