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印刷・製本コラム

完成したはずなのに修正依頼が止まらない抄録集|著者名と所属確認が難しい理由

202606 2-1

抄録集の校正データを送付した後、「著者名が間違っています」「所属が変わりました」「共同著者をもう一人追加してください」という修正依頼が次々と届く。「これで最後です」と言われて修正したのに、また別の修正が来る。こうした経験は、学会事務局の担当者にとって珍しくありません。

抄録集の修正で多いのは、本文の内容ではなく著者名と所属情報です。研究の内容より先に、人の名前と所属が問題になるというのは、一見意外に思えるかもしれません。しかし学会発表の特性を考えると、これは必然とも言える状況です。

今回は、抄録集の校正段階でなぜ著者名・所属情報の修正が多発するのか、その背景と実務上の対処を整理します。

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締切を過ぎても原稿が集まらない抄録集|学会事務局が直面する原稿回収の現実

202606 1-1

抄録集の制作を担当したことがある方なら、経験があるのではないでしょうか。締切を設定して案内を送ったのに、期日を過ぎても原稿が集まらない。催促のメールを送り、それでも返答がない演者がいる。締切から1週間が経過してようやく原稿が届き始める。

学会や研究発表会の抄録集は、演者の原稿が揃わなければ作れません。にもかかわらず、原稿回収は「計画通りに進まない」ことが前提のような状況が続きます。

長年、学会・研究会向けの抄録集印刷に携わってきた経験から、原稿回収の問題は多くの学会事務局が共通して抱えている課題だと分かっています。今回は、なぜ抄録集制作が予定通り進まないのか、原稿回収の実務から整理します。

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ホチキス留め資料と冊子資料の空気感の違い|総会で“ちゃんとして見える”印刷物とは

202605 10-1

総会の受付で資料を受け取る時、それがホチキス留めのプリントアウトか、製本された冊子かで、受け取った瞬間の印象は変わります。内容が同じだとしても、です。

「どうせ内容が同じなら、ホチキス留めで十分では」という考えは理解できます。印刷代も製本代もかかります。わざわざ冊子にする必要があるのかという疑問は、費用対効果を考える担当者なら当然持つものです。

しかし実際の現場では、資料の形式が会議や総会の「空気感」に影響することがあります。今回は、ホチキス留め資料と冊子資料が持つ印象の違いと、総会・会議の場で冊子化が果たす役割を整理します。


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開催前日に差し替えが発生する総会資料|完成しないまま進む冊子制作の現実

202605 9-1

総会資料の制作担当者であれば、こんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。「印刷が完了した」と安心した翌日、役員から「この数字が間違っていた」という連絡が来る。あるいは「役員の名前が変わった」「議案の内容を修正したい」という申し出が、前日になって届く。

大会冊子の直前変更とは異なり、総会資料の修正は組織内の確認プロセスから生まれます。役員への事前配布、監査、承認という段階を経るたびに、「やっぱりここを直したい」という修正が発生します。これは手を抜いていたからではなく、正式な確認プロセスを丁寧に進めているからこそ起きることです。

今回は、総会資料が「完成しないまま進む」という現実と、そこで生じる差し替え問題をどう扱うかを実務の視点で整理します。

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「競技順変更」に耐えられない冊子|大会直前で起きる差し替え問題

202605 8-1

大会冊子が完成して印刷も終わった。ところが前日になって「競技の順番が変わりました」という連絡が入る。こういった経験のある大会担当者は、決して少なくないはずです。

タイムテーブルの変更、欠場者の発生、天候や会場の都合による競技順の入れ替え。大会運営では、直前の変更が当たり前のように起きます。すべての情報が確定してから印刷すればよいのですが、参加者への事前配布や当日配布の準備を考えると、そこまで待てないのが現実です。

今回は、変更が前提の大会運営に対応した冊子制作の考え方を整理します。「変更が起きても困らない設計」と「変更が起きた時の対処」、両面からお伝えします。

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選手名の誤植が致命傷になる大会冊子|競技冊子で最も神経を使う部分とは

202605 7-1

大会冊子の制作は、タイムプレッシャーとの戦いです。エントリーが締め切られてから大会当日まで、許された時間の中でプログラムを仕上げなければなりません。

時間が限られている中で、それでも絶対に間違えてはいけないのが選手名と所属名です。大会当日に参加者の手に渡る冊子に自分の名前が誤って載っていた時の、選手本人の気持ちを想像してみてください。競技への集中どころではなくなることもあります。

長年、スポーツ大会や各種競技会のプログラム冊子の印刷に携わってきた経験から、大会冊子の制作では「内容の充実」より「情報の正確性」が先に来ると感じています。今回は、大会冊子の制作で最も神経を使うべき部分と、その確認の実務について解説します。

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誰を載せるかで頭を悩ませる記念誌|写真選定と掲載基準の難しさ

202605 6-1
記念誌の制作で、最も揉めやすい工程はどこでしょうか。デザインでも文章でもなく、「誰の写真を載せるか」という選定作業だという声をよく聞きます。

「この人は載っているのにあの人は載っていない」「写真の大きさが不公平だ」「自分が写っているページが少ない」。こうした声が制作の終盤に出てくると、完成間際の冊子が一気に難しい状況になります。

長年、周年記念誌や卒業記念誌の印刷に携わってきた経験から、写真選定と掲載基準にまつわる問題は、印刷技術とは別の次元で発生する課題だと感じています。今回は、記念誌制作における写真選定の難しさと、事前に整えておくべき基準について整理します。

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校正で名前ミスが一番怖い記念誌|文章より神経を使う“人名確認”の現実

202605 5-1
記念誌の制作では、誤字脱字よりも恐れるべきミスがあります。それが人名の間違いです。

文章の誤字は「気づかなかった」で済むことがありますが、名前の間違いは「自分のことを軽く扱われた」という受け取り方をされることがあります。特に、長く組織に貢献してきた方の名前が誤っていた場合、その冊子を受け取った本人や周囲の方への影響は小さくありません。

長年、周年記念誌や卒業記念誌の印刷に携わってきた経験から、人名確認は記念誌制作の中で最も慎重に進めるべき作業だと感じています。今回は、人名ミスがなぜ起きやすいのか、どう防ぐのかを実務の視点から整理します。

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学科説明より学費ページが見られる現実|進路資料で本当に読まれている情報とは

202605 4-1

進路資料を作る側は、学校の理念や学科の特色を丁寧に伝えようとします。しかし実際に手に取った側が真っ先に開くのは、学費のページだったり、就職実績のページだったりすることが多いものです。

「せっかく学科の説明を詳しく書いたのに、あまり読まれていない」という声を、学校・専門学校・塾の担当者からよく聞きます。これは作り方の失敗ではなく、読む側の視点と作る側の視点がずれていることから起きる現象です。

今回は、進路資料で実際に読まれやすい情報と読まれにくい情報の傾向を整理し、「本当に読まれる進路資料」の構成を考えます。

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家では親しか読んでいない進路資料|“家庭での読まれ方”から考える冊子設計

202605 3-1

進路資料を作る時、多くの場合「生徒向け」として設計されています。しかし、家庭に持ち帰った後、実際に熱心に読んでいるのは保護者であることが少なくありません。

「子どもに渡したはずなのに、鞄の中に入ったまま」「親が見つけて読み始めた」という話は、学校や塾の担当者からよく耳にします。進路という決断は家庭全体で行うものであり、保護者の関与度は高いものです。

にもかかわらず、進路資料の設計が「生徒が読む前提」のままになっていると、家庭での読まれ方と内容がかみ合わないことがあります。今回は、進路資料が家庭でどう使われているかという現実から、冊子の設計を考えます。

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