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印刷・製本コラム

文集を作るなら中綴じがおすすめの理由

作文

卒業文集を作ってみたいものの、文集の作り方がいまいちわからない…
文集というのはどのようなところでも手軽に作られるものであるだけに、このような疑問を持たれている方も多いと思います。

そこで、文集の作り方、文集作成時のポイントについて確認をしてみましょう。

文集の作り方の基本は?


文集を作る時には、まずはテーマを決めていきます。
文集というものは、一人が作ったものではなく多くの人が書いた文章を1つの冊子に集めることになります。

また、集めた文章をできる限り読みやすい状態で作る必要があります。
幼稚園などの卒園文集、小学校の卒業文集といったものの場合には将来的になにをしたいのか、夢はなんなのかといったように質問形式になっているものもあります。
質問形式の方がよりわかりやすい文集にすることができます。

そのためには、構成をしっかりと考えなければなりません。

行事を一つひとつ一覧にしたり、個人のページをつくったり、文集にしたいテーマ、構成というのは様々です。
どのような内容を、どのような順番で載せれば良いのかしっかりと考えるようにしましょう。
・デザインを考えてみる
卒業文集はとても大切な思い出が詰められている記録になります。
子どもがおとなになってからでも何度も何度も読みたいと思えるようなデザインにするべきです。

表紙のデザインはフリーの素材を使用するのも良いですし、デザインするのも良いですよね。
幼稚園生、小学生の文集なら、子どもたちがデザインをした表紙を使用する文集もあります。できるだけ読みやすくわかりやすいレイアウトを選ぶようにしてみてください。

ただし、デザイン性を求めるがゆえに、予算が大幅にオーバーしてしまっては意味がありません。
文集に使用できる予算というのはあらかじめどの程度なのかを確認しておくようにしてください。
予算によってデザイン性、素材なども全く違ってきます。


手作りをするのはあり?


文集を制作する場合には、中綴じが主になりますので、個人でも制作は可能です。
文集を全て手作りするとなると、たとえ手軽な中綴じであっても、時間も労力も相当かかってしまいます。

文集作成を担当するうえで、そのような時間をかけられないのであれば弊社に是非ご相談ください。


そもそも中綴じって?


中綴じというのは見開きの状態にした紙を重ねて二つ折りにした折り目部分を綴じます。
とてもシンプルで一般的な製本方法として知られています。
別名で針金綴じと呼ばれることもあります。

この中綴じには様々なメリットがあります。
例えば、見開きいっぱいまで冊子を開けるということです。
見開きいっぱいまで開ければ、イラストや写真が入ったページもより見やすくなります。

軽く持ち運びがしやすいですし、部数が多くなればなるほどコストを抑えやすくなりますので、学校での文集制作などには最適です。

面付の難しさ


自作の中綴じ製本を制作するとなった場合に悩みの種となるのが面付です。
ページ数が少なくサイズに関しても小冊子を中綴じ製本で制作したことがある、という人もいると思います。

しかし、自作で中綴じ冊子の制作をする時に悩まされるものが面付です。
面付けというのは1枚の紙に対していくつものページを配置し、印刷をしてからかみを折っていくものです。

簡単にいえば、最初のページから最後のページへと番号がだんだんと接近していくという印象です。
ページ数が多くなればそれだけ用紙上に配置をするページの番号は離れていくことになります。

中綴じにおいて面付けをする場合には次のような点に注意をしてみてください。
中綴じというのは紙1枚で表と裏の見開きで4ページになります。
つまりすべてのページ数は4の倍数になるということです。

自作で中綴じ冊子を作成する場合には、1セットを作ってみてから問題がなければ複製するというのがおすすめです。
間違えたまま印刷をすすめてしまうと、印刷部数が多ければ多いほど紙が無駄になってしまいます。

慣れないうちは、紙のサイズを小さくしているミニチュアサイズの中綴じ冊子を制作して番号をふり、バラバラにしてページを組み合わせてから確認をした方がやはり効率良くなります。

文集

印刷のページは何ページまで?


中綴じ印刷におけるページ数は、何ページまで綴じられるのでしょうか。
中綴じの面付けという作業はかなり大変なものです。
しかし、面付もプロに依頼をすればそのような必要はありません。

どのようなサイズ、ページ数であっても依頼された通り、データ通りの製本が可能になります。
ただし、そもそも中綴じというのはホッチキスを使用して綴じますので、ページ数が多くなるとめくりにくくなりますし、あまり向いていません。
多くでも100ページ前後の冊子に対してであれば、中綴じがおすすめです。

中綴じなら自分でも冊子を作れるのですが、冊子の数が多くなればなるほど、作業そのものがとても大変になりますし、仕上がりが雑になってしまうこともあるので、部数の多いものはやはりプロにおまかせください。

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