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印刷・製本コラム

平綴じってどんな綴じ方?作りたい冊子で綴じ方は変わる!

色々

冊子を作るときには、綴じ方が色々とあります。
では、綴じ方にはどのような種類があるのでしょうか。

平綴じ


平綴じというのは、紙の端から5mmくらいを綴じ代として針金を使用して留めます。
とても丈夫な綴じ方なのですが、本のノドギリギリまで開くことができないので、見開きのデザインを重視する冊子にはおすすめできません。

平綴じは、教科書、取扱説明書、マニュアル、企画書、学会資料、レポートなどの資料、和本、伝票、報告書、少年週刊誌などに使用します。
ある程度ページ数の多い冊子にも使用されます。



中綴じ


紙を二つ折りにして、その折り目部分を針金を使用して留めていきます。
耐久性があまり高くないので、耐久性を求めない冊子に用いられます。
また、背表紙はないので、文字を入れたりデザインを楽しむことはできません。

週刊誌、取扱説明書、薄型の月刊誌、パンフレット、情報誌などのように、ページ数の少ない冊子において使用されます。

無線綴じ


その名の通り、針金を使用せずに本の背面部分を専用の接着剤でがっしり固めて綴じていきます。
とても強度が高く、長期間保存したい冊子に適しています。

文庫本、雑誌、パンフレットに適しています。
背面部分に文字を入れることができるので、本棚などに並べるときにきれいな見た目になります。

糸綴じ


本の背を糸で綴じます。
強度が高く長持ちしますし、ノドいっぱいまで開くことができます。
自分で冊子を作るときにも手軽に用いることができる製本方法になります。

あじろ綴じ


無線綴じを改良しているもので、本の背部分に複数の切れ目を入れて、接着剤を浸透させます。
無線綴じに比べて長持ちしますし、本のノドギリギリまで開けます。

一般書籍、辞典、並製本、上製本に最適です。

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平綴じってどんな製本方法?


平綴じは前述したように、ノドから5mm程度の所に針金、糸を通して綴じます。
ホチキスで留める場合には平綴じとは言わずに、ホチキス留めと呼ばれることもあります。

ノドの近くに針金や糸を通していますので、冊子をすべて開くことはできません。
ノドに綴じ代としてある程度の余白を準備しておかなければなりません。

綴じしろは本がどのくらいの厚みなのかによって違ってきますが、10mm前後になるのが多いです。
最大35mmまでの厚さに適用されます。


平綴じのデメリット


完全な見開きにはなりません。
ページをまたぐようにしていっぱいに開いて写真、イラストを入れたい場合には、向いていません。
デザインデータを作成する際には、ページのノド側にカットされていはいけない文字、図形を10mmの範囲に配置しないように注意してください。
ノドの部分は平綴じの場合には見えなくなってしまいます。


並製本って?


並製本というのは接着剤や針金や糸、さらにリングなどを使用して簡易的に綴じられた冊子になります。
平綴じもこの並製本に分類されます。

平綴じ、中綴じと無線綴じは表紙はソフトカバーを使用します。
本文とほぼ同じ大きさになりますので、上製本に比較をすると簡易的な作り方であり、コストは最小限に抑えられます。

並製本はソフトカバーとも呼ばれており、日常的に使用することの多い製本方法になります。

上製本って?


上製本は、別で仕立てられた分厚い表紙を使用して、本文を綴じる製本方法になります。
厚紙の芯を使用した固い表紙は、ハードカバーとも呼ばれています。

並製本に比べると製本行程が多いですので、その分製作にかかる費用は高額になります。
ただ、ハードカバーをしようして製本をする上製本の場合には、耐久性が非常に高く長期間の保存に適した冊子となります。

表紙が本文よりも大きな上製本において、ハードカバーと本文との寸法に差が出るのですが、この差の部分をチリと呼びます。
この差があることによって、ハードカバーが本文をしっかりと保護してくれます。

また、本文や見返し紙を貼り付けますが、見返し用紙も選ぶことができます。
見返し用紙には色味、紙種といったものも好みでデザインできます。

上製本は、記念誌や卒業アルバム、卒園アルバムといった記念に作られた冊子はもちろん、フォトブック、絵本を製作するときに最適です。

原紙のサイズ


製本において原紙というのは、最終的に仕上がり寸法にあわせて裁断するよりも前の紙の大きさです。
JISではA列本判、B列本判などをふくむ5つの種類において、紙の原紙寸法というものが定められています。

A列のものを印刷する場合にはA列本判の原紙を使用します。
B列のものは、B列本判の原紙を使用します。

菊判というのは、新聞用紙として使用されていました。
菊判はA列本判に比べるとひとまわり大きく、A列本判に代用されることもあります。

四六判はクラウン判がもとになっているもので、大八ツ判といわれていました。
4×8で断裁すると、横4寸2分、縦6寸1分の冊子にすることができるために、四六判というようになったのです。

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