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印刷・製本コラム

展示会で手に取ってもらえる冊子とは|サイズやページ構成を考える

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展示会でせっかく印刷した冊子が、ブースのテーブルに山積みになったまま終わった。あるいは配ったは配ったけど、帰り際に会場のゴミ箱に捨てられていた。そんな光景を見たことがある方もいるのではないでしょうか。

配るだけでは意味がありません。手に取ってもらい、持ち帰ってもらい、後で読んでもらう。そこまでを意識した冊子の設計が、展示会での効果につながります。

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まず「重さと厚さ」から考える


展示会では、来場者はいくつものブースを回ります。資料を集めるほど手が重くなり、「これ以上持てない」と判断されたら、それ以降に配る資料は断られることが増えます。

つまり、「持ち帰れる重さかどうか」が、冊子を受け取ってもらえるかどうかの分岐点のひとつになります。

A4サイズで50ページ以上の冊子は、物理的に重くなります。それ自体が悪いわけではありませんが、展示会の配布物としては持ち帰りのハードルが上がります。A5やB6サイズにする、ページ数を絞る、という工夫が「受け取ってもらいやすい冊子」への近道です。

A5サイズが展示会向きな理由


展示会の配布冊子として、A5サイズはバランスが取れているサイズです。

鞄に入りやすい大きさで、複数の資料を入れても邪魔になりにくい。ページが小さい分、情報量は絞られますが、展示会の冊子はむしろ絞った方が伝わりやすいものです。

一方でA4は、オフィスのファイルに綴じやすいというメリットがあります。「展示会後に会社に持ち帰って保管してほしい」という場合には、A4が向いていることもあります。

どちらが正解かは一概に言えませんが、「その冊子が展示会後にどう使われるか」を想像しながら選ぶことが大切です。

ページ数は少ない方が読まれやすい


展示会の冊子で意識したいもうひとつのポイントが、ページ数です。

「せっかく作るなら、なるべく詳しく載せたい」という気持ちは分かります。でも、来場者の立場で考えると、分厚い冊子はそれだけで「全部読むのは大変そう」と感じさせます。

展示会の冊子に求められるのは、「興味を持ってもらうきっかけ」です。すべての情報を冊子に詰め込む必要はなく、「もっと知りたい」と思ってもらえる情報量が適切です。詳しい情報は、ウェブサイトや別の詳細資料で提供するという役割分担で考えると、ページ数を絞る判断がしやすくなります。

目安としては、展示会向けの冊子は8〜16ページ程度がよく選ばれます。4の倍数になるという中綴じの特性に合わせて、コンテンツを整理するという考え方もできます。

「表紙で勝負が決まる」という現実


来場者が冊子を受け取った後、最初にするのは表紙を見ることです。表紙を見て「面白そう」「関係ありそう」と思えば、中をめくります。そうでなければ、鞄の奥に入ったまま家でゴミ箱行き、というのが現実です。

表紙には、「この冊子が誰に向けて何を伝えるものか」が一目で分かる要素を入れることが重要です。会社のロゴと社名だけが大きく印刷された表紙より、「こんな課題を持つ方に」「こういうことができます」という情報が見えている表紙の方が、手に取った後に中を見てもらいやすくなります。

キャッチコピー的な一文が表紙にあるだけで、印象は変わります。「A4・8ページ・フルカラー」という仕様より、表紙に1行のメッセージを入れる工夫の方が、読んでもらえるかどうかへの影響が大きいこともあります。

中の構成は「最初の見開きで決まる」


表紙を開いてもらえたとして、次に来場者の視線が向くのは最初の見開きページです。ここで「やっぱり関係ない」と思われると、後のページは読まれません。

最初の見開きは、その冊子の中で最も読んでもらえる場所です。ここに「自社の強みや提案の核心」を置くことで、後半の詳細ページへの興味を引きやすくなります。

「会社の沿革や代表挨拶」を最初のページに持ってくるパターンがありますが、展示会向けの冊子としては、これは少し順序が違うかもしれません。来場者が最初に知りたいのは「自分にとって関係あるか」という点です。

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フルカラーかモノクロか



展示会向けの冊子は、フルカラーで印刷されることが多いものです。写真や製品のビジュアルを見せることが冊子の目的に合っている場合が多いからです。

ただし、コストの都合でモノクロにする場合でも、「表紙だけカラー」という選択肢があります。受け取った瞬間の印象はカラーで確保しながら、本文コストを抑えるという方法です。

どちらが向いているかは、掲載する内容による部分が大きいものです。写真中心の内容ならカラーが向いており、文字や図表が多い内容であればモノクロでも伝わります。

冊子印刷ドットコムでは、展示会向けの冊子について、サイズや製本方法、カラー・モノクロの選択なども含めてご相談に対応しています。「どんな仕様にすればいいか迷っている」という段階からでもお気軽にどうぞ。

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展示会向け冊子のポイント|要点まとめ



展示会の冊子は、「手に取ってもらい・持ち帰ってもらい・後で読んでもらう」という3つのステップを意識した設計が大切です。

持ち帰りやすさの観点では、A5サイズやページ数を絞ることが有効です。重くてかさばる冊子は、他の資料と比較されて断られやすくなります。

ページ数は8〜16ページ程度に絞り、「もっと知りたい」と思ってもらえる情報量に留めることで、詳細はウェブや他の資料で補うという役割分担ができます。

表紙には「誰に向けて何を伝えるか」が分かる要素を入れ、最初の見開きには自社の強みや提案の核心を置くことで、後半まで読んでもらいやすくなります。

フルカラーが難しい場合でも「表紙だけカラー」という選択肢で、受け取った瞬間の印象とコストのバランスを取ることができます。

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