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印刷・製本コラム

マニュアルの印刷部数はどう決める?|現場で困らない部数の考え方

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業務マニュアルを印刷する際、「何部刷ればいいか」という問いに悩む担当者は多いものです。「社員数と同じ部数でいいかな」と思っても、それだけでは足りなくなることがある。でも多く刷りすぎると無駄になる。

マニュアルの部数の考え方は、総会資料や研修テキストとは少し異なります。一度配ったら終わりではなく、長く使い続けることを前提にしているのが業務マニュアルの特徴だからです。

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「今いる人数分」だけでは足りないことがある



まず確認しておきたいのが、現在の社員数がそのままマニュアルの必要部数にはならない、という点です。

新しく入社した人への配布分が必要です。4月の入社シーズンだけでなく、中途採用や異動があるたびに、マニュアルを渡す場面が発生します。半年後、1年後の増員まで見越した部数を持っておくことが、現場での「足りなくなった」を防ぎます。

拠点が複数ある場合は、各拠点への配備分も必要です。本社に在庫があっても、遠方の拠点まで1冊ずつ取りに来てもらうわけにはいきません。各拠点に数冊ずつ置いておく「場所としての予備」という考え方が必要です。

汚れ・破損への備えも忘れがちです。現場でよく使うマニュアルは、食べ物や機械油で汚れることがあります。交換用として数冊余分に持っておくことが、長く使い続けるための準備になります。

「多すぎて余る」問題も現実にある



一方で、多く刷りすぎることのデメリットも考えておく必要があります。

改訂が入った時に在庫が無駄になります。制度変更や業務改善があるたびに内容を更新しているマニュアルの場合、古いバージョンが大量に残っていると、配布済みの古い版との混在が起きやすくなります。

在庫の保管場所も必要です。100部単位で在庫を持つと、書類棚の一角をずっとマニュアルが占めることになります。

このバランスを考えると、「一度に大量に刷る」より「必要な時に必要な分だけ刷る」という発想が、業務マニュアルには合っていることがあります。

少部数印刷をうまく活用する



かつては印刷物を少量だけ発注することが難しく、100部単位でないとコストが合わないという状況もありました。しかし現在は、少部数から対応できる印刷会社が増えています。

少部数印刷をうまく活用すると、こんな運用が可能になります。

最初は30〜50部だけ刷って配布し、足りなくなったら追加で発注する。改訂が入ったタイミングで新しいバージョンを必要部数だけ発注する。こういった「必要に応じて都度発注」という運用で、在庫リスクを抑えながら最新のマニュアルを常に現場に届けられます。

追加発注する時に同じ仕様で印刷できるよう、使用した用紙・製本方法・サイズといった仕様を記録しておくことが重要です。仕様が変わると、前回と印象が異なる冊子になってしまいます。

実際に決める時の目安



具体的に部数を決める際の考え方を整理すると、次のような順番になります。

まず、現在の配布対象人数を確認します。全員に1冊ずつ配るのか、部署ごとに共有するのかによって、必要な基本部数が変わります。

次に、向こう半年〜1年で想定される増員や異動を加えます。経験上、この分を見込まずに発注して「足りなくなった」という声が多いのがこのポイントです。

各拠点への配備分と予備分を加えます。拠点数と各拠点の予備の目安(1〜3冊程度)を足します。

最後に、改訂が見込まれる時期を考慮します。近いうちに改訂が入りそうなら、多く刷りすぎず、改訂後に新版を発注する方が合理的です。

これらをざっと足した数が、今回の発注部数の目安になります。完璧に計算しなくても、「現在の配布先+半年分の入れ替わり見込み+予備数冊」という感覚で考えれば、大きく外れることは少ないものです。

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迷ったら印刷会社に相談してみる



部数の判断に迷った時は、印刷会社に相談してみることをおすすめします。「このくらいの組織規模で、こういう使い方をする場合、何部くらいが一般的ですか」という質問に、経験から答えてもらえることがあります。

また、複数の部数パターンで見積もりを取ることで、部数ごとのコスト差を確認できます。「50部と100部で、1部あたりのコストがどれくらい違うか」が分かれば、「少し多めに刷ってもそれほど変わらないなら100部にしよう」という判断もしやすくなります。

冊子印刷ドットコムでは、少部数からの発注に対応しており、複数の部数パターンでの見積もりも可能です。「部数を決めるのに参考意見が欲しい」という相談も、お気軽にどうぞ。

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マニュアルの印刷部数の考え方|要点まとめ


業務マニュアルの印刷部数は、現在の社員数だけでは足りないことがあります。入社・異動への対応分、複数拠点への配備分、汚れや破損への予備分を考慮することが現実的です。

一方で、多く刷りすぎると改訂時に在庫が無駄になるリスクがあります。少部数印刷をうまく活用し、必要な時に必要な分を発注するという運用が、業務マニュアルには合っていることがあります。

部数を決める際は、現在の配布対象人数に、半年〜1年の増員見込みと拠点別予備を加えた数を目安とします。改訂が近い場合は、多く刷りすぎず次回改訂後に新版を発注する方が合理的です。

迷った時は印刷会社に相談し、複数部数パターンの見積もりを取ることで、判断の材料が増えます。

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