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印刷・製本コラム

気づけばページ数が倍になる総会資料|添付資料が増え続ける理由

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総会資料の制作を始めた当初は「16ページくらいでまとまるだろう」と見積もっていたのに、完成した時には32ページを超えていた。こうした経験を持つ担当者は少なくありません。

なぜ総会資料は、当初の想定よりページ数が膨らんでいくのでしょうか。今回は、添付資料が増え続ける構造的な理由と、ページ数を適切にコントロールするための資料構成の考え方を整理します。

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ページ数が増える典型的なパターン



総会資料のページ数が想定以上に増える背景には、いくつかの典型的なパターンがあります。

各部署・各委員会からの報告がそれぞれ独立して提出されることが、最も多い要因です。事業報告を1つの部署がまとめて作成する場合と異なり、複数の委員会や部署からそれぞれ報告原稿が提出される総会では、各原稿の分量を事務局がコントロールしにくくなります。「うちの活動もしっかり伝えたい」という思いから、各委員会が詳細に書き込むほど、全体のページ数が積み上がります。

前年度の規約改正や、新たな決議事項が発生すると、説明資料が追加されます。規約改正案は、改正前と改正後を並べて示す必要があるため、1つの改正でも見開き1〜2ページを使うことがあります。複数の改正が同時に提案される年は、その分だけページ数が増えます。

監査報告や第三者からの意見書など、組織の外部から提出される資料が加わることもあります。これらは内容を事務局側で調整しにくく、提出されたものをそのまま掲載することが多いため、ページ数の見積もりが立てにくい要因になります。

「念のため入れておく」という判断の積み重ね



ページ数が膨らむもうひとつの理由は、個々の判断は妥当でも、積み重なると分量が増えるという現象です。

「念のため、前年度の決算も参考として載せておこう」「過去3年分の比較表があった方が分かりやすいかもしれない」。こうした判断は、それぞれ単独では合理的に思えます。しかし、複数の「念のため」が積み重なると、本来不要な参考資料が大きな分量を占めることになります。

resolved事項の経緯説明を詳しく書きたいという意図も、ページ数を増やす要因です。「なぜこの議案が出てきたのか」という背景を丁寧に説明しようとすると、議案そのものの説明よりも前提説明の方が長くなることがあります。

本編と資料編を分けて考える



ページ数をコントロールするための基本的な考え方は、総会資料を「本編」と「資料編」に分けて構成することです。

本編には、総会で実際に審議・決議される議案そのものを配置します。事業報告、決算、事業計画、予算案、規約改正案など、参加者が必ず目を通すべき内容です。本編はできるだけ簡潔にまとめ、各議案を見開き2ページ程度に収めることを目安にします。

資料編には、本編を補足する詳細データを配置します。詳細な活動記録、過去の比較データ、監査報告の全文、規約改正の詳細な条文比較など、必要に応じて参照する内容です。資料編は本編より文字を小さくする、あるいは別冊として分けるという選択肢もあります。

この区分けを最初に決めておくことで、「この情報は本編か資料編か」という判断基準が生まれます。各委員会から原稿が提出された際にも、本編に入れるべき要点と資料編に回すべき詳細を、事務局側で振り分けやすくなります。

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ページ数の上限を先に決めておく



実務的に有効な方法のひとつが、制作を始める前にページ数の上限を決めておくことです。

「全体で24ページ以内」という目標を先に設定し、各セクションに配分するページ数の目安を決めます。事業報告は4ページ、決算は2ページ、事業計画は3ページというように、あらかじめ枠を決めておくことで、各委員会への原稿依頼の際に「〇文字程度でまとめてください」という具体的な依頼ができます。

枠を超える原稿が提出された場合は、要約版を本編に掲載し、詳細版を資料編やウェブサイトでの公開に回すという調整も検討できます。

冊子印刷ドットコムでは、総会資料のページ構成についてのご相談も承っています。「想定より分量が増えそうだが、どう収めればいいか」という段階からでも、製本方法やページ配分の提案ができます。ページ数が確定していない早い段階でのご相談が、結果的にスムーズな進行につながります。

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総会資料のページ数コントロール|要点まとめ


総会資料のページ数が想定以上に増える理由は、複数の委員会からの独立した報告、規約改正などの追加説明資料、外部から提出される監査報告などが積み重なることにあります。

個々の「念のため入れておく」という判断は単独では妥当でも、積み重なるとページ数を大きく増やす要因になります。

ページ数をコントロールする基本的な考え方は、総会で審議・決議される内容を「本編」、補足的な詳細データを「資料編」に分けて構成することです。本編は簡潔に、資料編で詳細を補う構成が、読みやすさとページ数のバランスを取りやすくします。

実務的には、制作開始前にページ数の上限と各セクションの配分を決めておくことが有効です。各委員会への原稿依頼の際に具体的な分量を伝えることで、後からの調整作業を減らせます。

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