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印刷・製本コラム

修学旅行のしおりを冊子印刷で作る|学校行事冊子の現実的な設計方法

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修学旅行のしおりを作る担当になった時、何から手をつければよいか迷うことはないでしょうか。行程表、持ち物一覧、緊急連絡先、班編成、注意事項。盛り込む情報は多いのに、「読みやすくまとめる」となると、なかなか難しいものです。

長年、学校行事の冊子印刷に携わってきた経験から、修学旅行のしおりには定番の構成パターンがあることが分かっています。また、学校の担当者が毎年つまずきやすいポイントも、ある程度共通しています。

今回は、修学旅行のしおりを冊子として設計・印刷する際の実践的な方法をお伝えします。ページ構成から印刷の発注まで、担当者が迷わずに進められるよう整理します。

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しおり冊子に盛り込む情報の整理


まず、修学旅行のしおりに必要な情報を整理するところから始めます。担当者によって内容が変わりがちな部分ですが、基本的に必要な要素はおおよそ決まっています。

最初に確認すべきは「必ず入れる情報」です。日程・行程表、集合場所と時刻、宿泊先の住所・電話番号、緊急連絡先(学校・引率教員の携帯番号)、持ち物一覧、服装・身だしなみのルール、緊急時の対応手順。これらは安全管理上も欠かせない情報で、必ずしおりに盛り込みます。

次に「あると便利な情報」として、訪問先の見学ポイントや歴史的背景、班別行動の地図やルート、食事の案内、お小遣いのルール、健康管理に関する注意事項などがあります。

情報が揃ったら、「生徒が実際に使う場面」をイメージしながら並べ替えます。出発前に確認する情報、現地で参照する情報、緊急時にすぐ開くページ。使う順番と場面に合わせて整理することが、読みやすいしおりの第一歩です。

読みやすいページ構成の組み方



情報が整理できたら、ページ構成を組みます。修学旅行のしおりは、全体で16〜24ページが一般的です。日程が2泊3日程度なら16ページ、3泊4日以上や内容が多い場合は24ページ前後が目安になります。

表紙には、旅行のタイトル(「〇〇修学旅行」など)、実施日程、学校名、学年を記載します。生徒が愛着を持てるよう、行き先を象徴するイラストや写真を入れると、しおりとしての雰囲気が高まります。

2ページ目には「旅行の心得」や「生活のルール」をまとめます。注意事項をしおりの最初にまとめることで、読んだ生徒が旅行前に意識するきっかけになります。

3ページ目以降は日程ごとに行程表を配置します。1日目・2日目・3日目と章を分け、各日の時刻・移動手段・訪問先・食事・宿泊先を一覧で見られるようにします。時刻は左端に大きく、場所と活動内容は読みやすいサイズで配置するのが定番です。

班編成一覧・座席表・部屋割りは中盤にまとめます。この情報は生徒が繰り返し確認するため、すぐに開けるよう、ページの角を色分けするなどの工夫も有効です。

後半には持ち物チェックリストを入れます。チェックボックスを付けることで、生徒が準備する際に実際に使える形になります。

最終ページ付近に緊急連絡先をまとめます。学校の代表番号、引率教員の携帯番号、宿泊先の電話番号、最寄りの病院や警察の連絡先。緊急時に素早く開けるよう、最終ページか裏表紙の内側に配置するのが実用的です。

しおり冊子の印刷仕様の選び方


ページ構成が決まったら、印刷の仕様を決めます。修学旅行のしおりには、実用性を重視した仕様選びが求められます。

サイズはA5が定番です。生徒がポケットやバッグに入れて持ち歩くことを考えると、A4では大きすぎます。A5サイズなら、移動中に片手で開きやすく、現地での使い勝手がよくなります。

製本は中綴じが向いています。平らに開くため、行程表を見ながら地図と照らし合わせたり、チェックリストに書き込んだりしやすくなります。無線綴じは背表紙が出来る分、厚みのある冊子には向いていますが、修学旅行のしおりのページ数であれば中綴じで十分です。

印刷はモノクロが基本ですが、表紙だけカラーにする学校が多いものです。表紙に行き先の写真やイラストをカラーで入れることで、生徒が手に取りたくなるしおりになります。本文はモノクロで十分で、行程表や地図も見やすく印刷できます。

用紙は本文に上質紙70kg程度が一般的です。書き込みがしやすく、ページをめくりやすい適度な厚みです。表紙は本文より厚めの用紙(135kg以上)にすることで、持ち運び時の折れや汚れを防げます。

発注前に確認しておくべきこと



印刷を発注する前に、いくつか確認しておくべき点があります。

部数は生徒数に引率教員分と予備を加えた数にします。予備は全体の10%程度を目安にしてください。当日の体調不良で欠席した生徒への対応や、破損・紛失への備えとして、余裕を持った部数が安心です。

入稿データはPDF形式が基本です。WordやPowerPointで作成した場合も、最終的にはPDFに変換して入稿します。フォントの埋め込みや画像の解像度など、入稿前に確認が必要な点があるため、印刷会社の入稿ガイドラインを事前に確認しておくと安心です。

校正は必ず複数人で行いましょう。特に緊急連絡先の電話番号、集合時刻、宿泊先の住所は、ミスが許されない情報です。担当者だけでなく、学年主任や管理職にも確認してもらうことをおすすめします。

納期は余裕を持って設定します。生徒への配布が旅行の2週間前とすれば、印刷完了はその1週間前を目指します。修学旅行の時期(5〜6月、10〜11月)は学校関係の印刷が集中しやすいため、早めの発注が安心です。

冊子印刷ドットコムでは、修学旅行のしおりのような小ロット・短納期の学校行事冊子にも対応しています。「初めて担当するので不安」という方も、ぜひ気軽にご相談ください。

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毎年使い回せる設計にしておく



最後に、少し先を見越した設計の考え方をお伝えします。

修学旅行のしおりは、毎年似たような内容で作成するものです。行き先や日程が変わっても、基本的な構成やフォーマットは同じで使い回せるように設計しておくと、次年度以降の担当者が楽になります。

「学校名」「学年」「旅行先」「日程」「緊急連絡先」などを差し替えるだけで使えるテンプレートとして、データを保存しておくことをおすすめします。前年度のしおりを参考に「もう少し読みやすくしたい」「ページ数を調整したい」という改善も、フォーマットがあれば取り組みやすくなります。

冊子印刷ドットコムでは、過去の仕様を記録しているため、「去年と同じ仕様で」という発注もスムーズに対応できます。毎年の担当者が変わっても、仕様を一から決め直す手間を省けます。

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修学旅行しおりの冊子設計|要点まとめ



修学旅行のしおり印刷とは、行程表・緊急連絡先・持ち物一覧などの情報を冊子にまとめ、生徒が旅行中に実際に使える形に仕上げる印刷物です。

情報整理のポイントは、「必ず入れる情報」(行程・緊急連絡先・持ち物)と「あると便利な情報」を分け、生徒が使う場面と順番に合わせて並べることです。

ページ構成の目安は、2泊3日なら16ページ前後。表紙→生活のルール→日程行程表→班編成・座席・部屋割り→持ち物チェックリスト→緊急連絡先の順が使いやすい定番の流れです。

印刷仕様は、A5サイズ・中綴じ・表紙カラー+本文モノクロが多くの学校で採用されている標準的な組み合わせです。本文用紙は上質紙70kg程度、表紙は135kg以上が目安です。

発注前の確認事項は、部数(生徒数+引率教員+予備10%)、PDF入稿の準備、緊急連絡先などの複数人による校正、余裕を持った納期設定の4点です。

毎年使い回せるテンプレートとしてデータを保存しておくと、次年度以降の担当者が楽になります。

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