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印刷・製本コラム

決算報告、うまくまとめたい!資料づくりと印刷のコツ

202509 2-1

年度末の決算が終わり、ひと息つく間もなく始まる「報告シーズン」。社内向けの経営資料や報告書類、株主・取引先への説明資料など、準備すべき印刷物は多岐にわたります。
特に近年では「伝わりやすさ」や「見た目の整理」が重視されるようになり、パワーポイントやPDFだけで済ませず、紙の冊子として丁寧にまとめるケースも増えてきました。決算報告書の冊子化は、単なる資料配布を超えて、企業の信頼性や透明性を示す重要な手段となっているのです。
本記事では、そんな決算関連の資料づくりに役立つ印刷のポイントを解説します。印象に残る資料に仕上げるための準備や構成のコツ、印刷通販を活用した効率的な印刷方法など、実務にすぐ役立つ内容をまとめました。

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構成で迷わないためのひと工夫


決算資料をまとめる際、最初につまずきがちなのが「構成」です。社内向け・社外向けで求められる内容も異なるため、漠然とページを並べていくと説得力に欠けた印象になってしまいます。
たとえば、経営陣や株主向けの冊子では「サマリー(要点)→事業の動き→数値→今後の展望」のように、先に全体像を提示してから詳細に入っていく構成が効果的です。
読み手が限られた時間でも要点を把握できるよう、重要度の高い情報から順に配置することがポイントになります。一方、現場向けの社内報告書などでは、年度の実績・予算の進捗・部門別の課題などを順序立てて整理することが重要です。各部門の責任者が自分の担当領域をすぐに見つけられるよう、インデックスや目次の工夫も欠かせません。
構成を明確にすることで、ページ数や掲載内容も自然と決まり、無駄な作業を減らすことができます。印刷を前提とした資料づくりなら、全体で何ページ程度になるかも早い段階で意識しておきましょう。ページ数によって製本方法や用紙選択も変わってくるため、企画段階での見通しが重要です。

見やすさを左右するレイアウトと紙面設計


内容が整理できたら、次は紙面のレイアウトです。決算資料では、数値や図表が多くなるため「読みやすさ」が第一となります。詰め込みすぎると視線の流れが悪くなり、伝えたいことがぼやけてしまいます。
基本的には1ページに1テーマ、図表やグラフはなるべく余白をもって配置し、文章も箇条書きなどを活用して読みやすく整理するのがポイントです。特に数値データを扱う場合、表組みの線の太さや色使いにも気を配る必要があります。重要な数値は太字や色分けで強調し、前年比較や目標達成率などの変化が一目でわかるような工夫を施しましょう。また、紙面サイズに合わせてフォントサイズや行間を調整するのも忘れずに。
特にA4冊子の場合、本文の文字サイズは9〜10pt程度が一般的です。小さすぎると読みづらく、大きすぎると情報量が制限されてしまうため、バランスが重要になります。レイアウトが整っていると、冊子全体の印象がぐっと引き締まり、内容への信頼感も高まります。統一感のあるデザインは、企業のブランドイメージ向上にも寄与するでしょう。

どんな印刷が向いている?綴じ方と納期の考え方


印刷時には、綴じ方や用紙の選び方も大切です。数ページ程度の資料であれば「中綴じ」が手軽でコストも抑えられますが、ページ数が増える場合や保管を前提とする場合は「無線綴じ」が適しています。
『冊子印刷ドットコム』では、中綴じなら表紙込みで最大40ページまで対応。40ページを超える冊子や長期保管用の報告書には、無線綴じが安心です。
無線綴じは背表紙にタイトルを入れることができるため、ファイリング時の管理にも便利です。
また、急ぎの報告が必要な場面も多いため、「短納期対応」ができる印刷通販を選んでおくと便利です。
『冊子印刷ドットコム』では最短で翌営業日発送にも対応しており、納期に追われる場面でも柔軟に対応できます。1部からの小ロット印刷にも対応しているため、必要な部数だけを効率的に印刷することが可能です。
紙質も印象を左右する要素のひとつです。しっかり感を出したいなら厚めのマット紙、見やすさを優先するなら光沢を抑えた上質紙など、内容と用途に合わせて選ぶのがおすすめです。コート紙を選べば写真や図表の発色が良くなり、視覚的なインパクトも高まります。用紙選択によってコストも変わるため、予算とのバランスも考慮しましょう。


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印刷までを見越した準備で報告書がもっと伝わる


決算報告や経営資料は、ただ数字を並べるだけでは伝わりません。
どんな相手に、どんな印象で伝えたいのか。その意図を紙面に反映させることが、報告書づくりの肝となります。
ステークホルダーの立場や関心事を理解し、それぞれのニーズに応える情報を適切に配置することで、より効果的な報告書に仕上がるでしょう。データ整理と同時に「冊子化」を前提とした構成・デザインを考えておけば、仕上がりの質が大きく向上します。
PDF入稿を前提とする印刷通販なら、社内で作成したデータをそのまま活用できるため、外部デザイナーに依頼する必要もありません。
もし印刷が初めてで不安がある場合は、印刷通販サイトのサポート機能も活用してみましょう。『冊子印刷ドットコム』では、PDFデータの事前チェックや納期カレンダーなど、初めての印刷発注を支える仕組みが充実しています。専門スタッフによる丁寧なサポートを受けられるため、印刷に関する疑問や不安も解消できます。決算資料の印刷は年に数回の重要な機会です。この機会を活かして、企業の成長や取り組みを効果的にアピールしていきましょう。
決算資料の印象を高め、伝える力を強化するために——紙の力と印刷の工夫を、ぜひ味方につけてみてください。

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決算報告資料づくりの要点まとめ


決算関連の資料は構成の段階から印刷を意識することで、説得力のある冊子に仕上がります。
読みやすいレイアウトと適切な紙面設計により、数値データも効果的に伝えられるでしょう。製本方法は資料の用途とページ数に応じて選択し、短納期対応の印刷通販を活用すれば急な報告にも対応できます。
冊子化を前提とした準備により、決算報告の伝達力が大幅に向上し、企業の信頼感向上にもつながります。印刷通販のサポート機能を活用すれば、初めての方でも安心して高品質な報告書を作成できるでしょう。

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