社史や周年記念誌、印刷でこんなに変わる

創業の歴史や節目の出来事をまとめた「社史」や「周年記念誌」は、単なる記録ではありません。それは企業が歩んできた道のりを振り返り、未来へと想いをつなぐ“かたち”でもあります。せっかくの記念冊子だからこそ、印刷や製本の質にもこだわって、読まれるもの、残されるものにしたいものです。今回は、印刷仕様の選び方によってどんな印象の違いが出るのか、実際のポイントをご紹介します。
読む人の印象を大きく左右する「紙」の違い
社史や記念誌は、一般的にページ数が多くなる傾向があります。そこで重要になるのが紙の選び方です。例えば、写真や図版が多い場合は、光沢のあるコート紙を使うことで色がはっきり再現され、資料性の高い印象に仕上がります。一方、文章中心で落ち着いた読み物としてまとめたい場合は、ややマットな紙や自然な風合いのある紙を選ぶことで、温かみのある読みやすさが生まれます。用紙の厚さや手触りは、冊子全体の「品格」や「重み」にも関わってくるため、仕様の決定時にしっかり検討したい部分です。
製本形式が使いやすさと保存性を左右する
社史や記念誌は長く保存されることを前提にしているため、製本の方法も慎重に選ぶ必要があります。無線綴じはページ数の多い冊子に適しており、表紙にも背がつくため本格的な印象を与えることができます。さらに耐久性を高めたい場合には、通常の無線綴じよりも強度のあるPUR製本を選ぶのもおすすめです。反対に、ページ数が少ない場合やイベント配布用の軽い冊子であれば、中綴じでも対応可能です。ただし、ページ数の制限(表紙込み40ページまでなど)には注意が必要です。レイアウトやデザインでも“記念”を演出できる
構成内容やデザイン次第で、社史や記念誌の印象は大きく変わります。たとえば、年表形式にまとめるページや、写真を見開きで大きく使うレイアウトは、ビジュアル的なインパクトを与えられます。表紙デザインも重要で、シンプルで堅実なものから、カラー写真を大胆に使ったものまで、企業のイメージや節目の雰囲気に合わせてアレンジが可能です。社内のデザイナーが不在でも、印刷会社に相談することである程度のサポートを受けることもできます。冊子印刷ドットコムなら安心のサポートと高品質
『冊子印刷ドットコム』では、社史や周年記念誌のような厚めの冊子にも対応した無線綴じ製本が可能です。小ロット(10部〜)からでも注文できるため、限られた関係者に配布したい場合にもぴったり。納期カレンダーや自動見積りシステムが整っており、事前のスケジューリングもしやすくなっています。また、PDF入稿のチェック体制も万全で、初めての印刷発注でも安心してご利用いただけます。企業の大切な歴史を記録する一冊を、より“伝わるかたち”で残してみませんか?印刷と製本の工夫で、記念冊子はぐっと特別な存在になります。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。