ちょっと便利で奥が深い?ブロックメモのマメ知識

オフィスのデスクや受付カウンターなどでよく見かける「ブロックメモ」。天のり加工された紙をひと束にした、シンプルなメモ用紙の一種です。のりでとじられているおかげで、バラバラにならず1枚ずつきれいにめくれるのが特徴。メモ帳というと冊子状のものを想像する方も多いかもしれませんが、ブロックメモは「自由に使える紙のかたまり」といった感覚で、もっと気軽な存在です。
文房具店では無地のものが定番ですが、企業では社名やロゴを印刷したオリジナルブロックメモがよく使われています。自社用としても、ノベルティとしても、さまざまな場面で重宝されている実用的なアイテムです。
意外と根強い人気の理由
「スマホがあればメモはいらない」と思われがちですが、ブロックメモのような“アナログ”なツールは、今も根強い人気があります。その理由のひとつは、「即時性」。思いついたことをすぐに書けて、すぐに渡せて、必要がなければそのまま捨てられる。こうした「手軽さ」が、デジタルにはない魅力です。さらに、書いた内容が常に目に入るという点もポイント。スマホやパソコンのメモアプリは開かないと見られませんが、紙のメモは机の上にそのまま置いておけば、自然と目に入り続けます。タスク管理や伝言メモ、ToDoリストなどには、こうした視覚的な常駐性が案外効果的だったりします。
ブロックメモのいろいろな使い方
ブロックメモの魅力は、その「自由さ」にあります。たとえば、こんな使い方があります。オフィスでは、電話の伝言メモや会議中のちょっとしたメモ、物品の受け渡しに添えるひとことなど。受付カウンターでは、来客用の記入メモとしても活躍します。
店舗であれば、お客様への一言メッセージや梱包に添えるメッセージカードとして。教育現場では、ちょっとした連絡メモや先生からのひとことなどにも使われています。
また、自宅でも冷蔵庫に貼る用の買い物メモや、家族間の伝言メモに。とにかく、ちょっとした場面で「あとで消えてもいい情報」を書くのに最適なのがブロックメモなのです。

オリジナル印刷でもっと便利に
実はブロックメモは、印刷通販などを使えば「オリジナル仕様」で作ることができます。最も定番なのは、用紙の片隅に会社名やロゴを入れるスタイル。シンプルながら企業イメージを伝えられ、社内での使用にも統一感が出ます。ノベルティとして配布する場合は、電話番号やWebサイトのURL、キャッチコピーを入れることもあります。イベントで配ったり、営業活動の挨拶まわりに持っていったりと、名刺代わりに使えることも。
印刷内容は1ページごとに変える必要はなく、同じ内容を印刷した用紙を束ねるだけなので、比較的リーズナブルに制作できるのも魅力のひとつです。
デザインの自由度も高く、企業カラーに合わせたデザインや、カレンダー・ToDoリスト風の印刷など、使い方に応じてさまざまなアレンジが可能です。
紙質やサイズで使い心地が変わる
ブロックメモの使い心地は、実は「紙質」や「サイズ」によって大きく変わります。たとえば、上質紙を使えばなめらかな書き心地になり、ペンのインクもにじみにくくなります。一方で、クラフト紙などを使うと、少しナチュラルで温かみのある印象に。サイズも重要です。よく使われるのは正方形(90mm × 90mm程度)や、長方形(100mm × 70mmなど)のコンパクトサイズ。これらは手のひらに収まりやすく、省スペースで使用できるため、特に人気があります。
枚数は100枚〜500枚程度が一般的で、用途や設置場所に応じて調整可能。紙の色を変えるだけでも印象はガラリと変わるので、ブランドカラーに合わせた用紙選びをするのもおすすめです。
・ちょっとした気配りが伝わるアイテムに
オフィスでも家庭でも、「書くこと」が日常の中で減りつつある時代。そんな中であえて紙に書くことで、相手に気持ちが伝わる場面があります。たとえば、お礼のメモや、ちょっとした伝言。印刷された紙に、手書きでひとこと添えるだけで、ぐっと印象が良くなることも少なくありません。
ブロックメモは、そんな「小さな気配り」を支えるアイテム。大量に印刷しても無駄になりにくく、配る・置く・使うがすべて自然にできるからこそ、ノベルティや販促品としても支持されています。
普段は気にも留めない存在かもしれませんが、あらためて見直してみると、意外と奥が深く、役立つ道具。それがブロックメモです。