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会報誌を使ってコミュニティの魅力を発信!

会報誌1


学校での活動を母体としたスポーツチーム、同じ趣味を持つ地域でのサークルや文化活動など、私たちの毎日の暮らしをより豊かに彩るものが、様々なコミュニティ活動です。
そして、コミュニティ活動において大切な役割を果たすものが「会報誌」と呼ばれるものになります。


今回は、活動の記録を残すだけでなく、メンバー同士の絆を深め、さらに新しい仲間を募る、そんな願いを込めて作られる会報誌の魅力と、効果的な作り方についてご紹介します。
特に、予算や人手が限られた小規模な団体でも実現できる会報誌の作り方から、本格的な制作のノウハウまで、実践的な情報をお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。 まず、よく混同されて扱われる、会報誌と広報誌の違いについて、あらためて理解しておきましょう。


会報誌の特徴となるものが、コミュニティのメンバーやOBあるいはOG、さらには関係者向けの親しみやすい情報発信を行っていることです。
日々の活動の様子や成果を写真とともに紹介することで、メンバー同士の交流促進を促したり、新規メンバーの興味を喚起していきます。
やみくもにプロのような仕上がりを求めず、手作り感があっても魅力的に発信することができます。


これに対して広報誌は企業や公的団体からの発信が中心となり、顧客や取引先、地域住民へのPRを主な目的にしています。
ビジネスに関わる冊子でもあるため、プロフェッショナルな印象が重視されます。


それでは、会報誌を発行する目的を整理するとともに、どのようなメリットがあるのかも知っておきましょう。


第一に、会報誌にはサークルや地域活動を盛り上げる強力なツールという役割があります。
試合や発表会の結果を報告したり、練習風景や活動の様子を紹介することで、メンバーの成長を共有したり、目標達成を祝うことができます。
そのことがメンバーの奮起を促し、モチベーションの維持にも貢献します。


また、定期的に会報誌を発行することで、メンバー同士の結び付きを深めることができます。
活動を共に楽しむ仲間との思い出を共有するだけでなく、新入会員の紹介と歓迎、ベテランメンバーの経験談を掲載することで、風通しの良い組織を醸成することにも繋がります。
イベントや合宿の報告、外部のチームや団体との交流の記録を盛り込んでも良いでしょう。


さらに、会報誌は活動の継続と発展を支える重要な役割を担ってもいます。
新規メンバーの勧誘のみならず、支援者・協賛者への活動報告を行うことで、将来にわたる連携を強化することが期待できます。
また、メンバーに今後の活動計画を共有し、目標に向かっての意思統一を図ることができます。


ここからは魅力的な会報誌に欠かせない、紙面構成の一例をご紹介していきます。


まず表紙にはチームやサークルの名前が必須となります。ユニフォームなどで使っているロゴがあるなら、しっかりとアピールしていきましょう。
活動の様子や作品の写真、季節感のある装飾をあしらい、ビジュアル面でのインパクトを重視してください。
例えば、試合での決定的瞬間やイベントでの笑顔あふれる集合写真、来場者でにぎわう展示会場の様子などが用意できるといいでしょう。


次に具体的な活動報告も忘れてはいけません。
月単位での活動記録や大会・イベントへの参加結果、練習・活動の成果をしっかりと記録していきましょう。
参加したメンバーの感想も盛り込めると、よりリアルな空気を伝えられるはずです。


これらに加えて、新入会員の自己紹介やベテランメンバーの経験談なども添えることができれば、コミュニティ内部の一体感を醸成できますし、さらには外部へもコミュニティの空気感を伝えることができます。
オープンなコミュニティであることをアピールできれば、新規メンバーの勧誘にも役立つでしょう。


では、実際の会報誌づくりに際して、予算や規模に応じた制作方法にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。


1)予算や人手が限られている場合


パソコンでの編集を最低限に抑えた手作り感のある会報誌を制作するなら、写真を大きめに扱って、文字を少なめにした見やすいレイアウトを目指すと良いでしょう。
手書き文字やイラストなどを活用することで変化のあるデザインにすることができます(冊子印刷ドットコムでは手書き文字や、Office系アプリケーションを使った入稿も承っております)。
製本方法は、紙の端から5mm程度内側をホチキスで留めした「平綴じ製本」がおすすめです。


2)中規模の団体向けの標準的な制作方法


多くの方が「冊子づくり」と聞いて連想するのが、このデザイン系アプリケーションを使って、写真やイラスト、文字をレイアウトする方法だと思います。
ページ数にもよりますが、二つ折にした用紙の折目をホチキスで留める「中綴じ」が多く用いられています。


3)記念号や特別号を作りたいなら


予算次第では、外部のデザイナーやカメラマンに依頼し、写真集やアルバムのような仕上がりにすることもできます。
本の中身を糸で綴じ、厚めの表紙にクロスや革をあしらった「上製本」という方法もありますが、本の背を糊で固めて綴じる「無線綴じ(くるみ綴じ)」も高級感があり、コストとのバランスが良いのでおすすめです。


「広報誌を作るのは初めてで…」と不安な方もいらっしゃるかと思いますが、まず大切なことは、日頃から効率的な情報収集を心がけることです。
活動日誌をつけたり、メンバーが撮った写真を提供してもらったり、グループSNSでネタを集めるなどするとよいでしょう。


会報誌2




また、複数のメンバーで編集チームを組めるのであれば、写真撮影や原稿執筆、校正・確認、予算・進捗管理などの担当をあらかじめ決めておきましょう。
そして、継続発行できる仕組みづくりに繋げるためにも、議事録などを残せるとベストだと思います。


会報誌は、その規模の大小に関わらず、活動を盛り上げる素晴らしいツールとなります。
冊子印刷ドットコムは、創業以来55年にわたり、スポーツチームや趣味のサークル、地域の活動団体など、さまざまな規模のコミュニティの会報誌制作を手掛けてまいりました。
予算や部数に応じた最適な印刷方法をご提案するだけでなく、ベテランスタッフによるデザインサポート、記念号にふさわしい豪華な装丁や写真集のような高品質印刷まで承っております。


どんな些細なお悩みやご要望でも、まずは冊子印刷ドットコムまでお気軽にご相談ください。
冊子づくりに精通した専門スタッフが、皆様の活動に最適な会報誌づくりをご提案させていただきます!

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