パンフレットやカタログを作るなら企画をしっかりと固めて!

会社のパンフレット、記念誌、自社商品を紹介するカタログというのは、冊子にすべてまとめて印刷製本しておくことで、保存するにも取引先に贈ることもできます。
冊子にまとめて印刷製本しておくと、そのまま保管しておく場合はもちろん取引先に読んでもらう時にもとても便利です。
ただ、冊子というのはある程度のページ数がありますし、内容的にもボリュームがありますので、作りたいもののなかなか作り方がわからない、という場合やどこから手をつければ良いのかわからないということもあります。
そこで、冊子を初めて作る、という方に役立つ情報をご紹介します。
第一に企画をしっかりと立てる
冊子の作り方のまず第一歩として、企画を立てることです。
もしも商品カタログを作る目的を持っているだけでは冊子を作ることはできません。
まずは、冊子をどのように作るのか企画をまとめていくようにしましょう。
企画とはいっても、イメージだけで明確な企画を作っていなければ、実際に原稿をまとめていく段階になってどこのページを作っているのか、どの冊子にするのかなどわからなくなってしまいます。
そのため、どのような冊子にしていくのかという明確なイメージを固めていくようにしましょう。
イメージが曖昧だと、冊子づくりの軸がぶれてしまいますよ。
企画の段階で絶対に押さえておくポイント
企画を作る段階で忘れてはいけないポイントがいくつかあります。
まずサイズです。
サイズというのはその冊子の見た目のイメージ、どの程度持ち運びしやすいのかといったことに関係するとても重要な要素になってきます。
サイズが決まっていなければ、どのような文章を載せるのか、どのような内容量にするのかもなかなか細かく検討できなくなります。
次に綴じ方です。
綴じ方によって仕上がった時のイメージが違ってきますし、ページ数によって使える綴じ方もまた違ってくるのです。
ページ数は、最初に何ページの冊子にするのかを決めておきましょう。
ただ、冊子を作っていく中で、ページ数を増やしたり減らしたり変更する場合でも、ある程度のページ数を必ず考えておいてください。
増やしたいなら増やしたいだけ、などと大まかな考え方をしていると、ページ数が思ったよりも多くなりすぎて、そのページ数に合う綴じ方に変更しなければならなくなります。
このページ数をある程度決めるうえで、文章はどのくらい載せるのかを必ず確認しておかなければなりません。
カタログであれば、主力商品をはじめ、そこからどのくらいの範囲の商品を載せるのかを決めなければなりません。
好きなことを好きなだけ文章にしているとかなりのページ数になってしまいますよ。
何冊印刷するのか
印刷する冊数も企画段階で決めておくようにしてください。
冊数が多いのであれば、1冊あたりのページ数を減らさなければならなかったり、印刷する冊数によってコスト面が大きく変わってきます。
カラーや紙の種類
フルカラーにしようと思っているのか、表紙のみカラーにするのかもコストに大きく関係してきますので、必ず確認が必要です。
もちろん使用する紙の種類も重要ですよ。
見積もりにおいて紙の種類はとても大きく関係してきます。
ページ数が少ないのであれば、少しこだわった紙選びをしても良いですが、ページ数も多く印刷数も多いのに紙にまでこだわっていると見積もりの金額がとんでもないことになってしまいます。
とはいっても使用する紙の種類によって、冊子全体のクオリティは大きく変わってきますので、紙の種類選びは時間をかけて行ってください。

スケジュールは明確に
冊子がいつ必要なのか、そしてその日にちに冊子を準備するにはいつまでに仕上げなければならないのかがとても重要になります。
印刷に必要な日数はもちろんデータの作成にどのくらいの日数が必要なのかそして原稿や写真をいつまでにそろえておけば良いのか明確に決めておきましょう。
しっかりと逆算してスケジュールを立てておかなければ、必要な時までに冊子を準備できない、なんてことにもなりかねません。
印刷用データの作成
原稿や写真を準備したら印刷するためのデータを作成します。
印刷用のデータであるレイアウトデータを作成したら印刷会社にデータの引き渡しをします。
このレイアウトデータは、Adobeソフトなどを使用して行うのが簡単です。
色、文字など細かい部分まで指定をしてデータが作成されるのが一般的です。
デザインを作成した経験がなくどうしても作れない場合にはグラフィックデザイナーに依頼するのもおすすめです。
ただ、このデザイナーに依頼する場合にもデザイナーのスケジュールがありますので、早い段階でデザインを依頼するとの旨を伝えて、スケジュールを確保しておいてもらいましょう。
最近ではこのようなデザインまですべて一貫して行ってくれる印刷会社も増えてきていますので、デザインもすべて依頼したいのであれば、業者に事前に相談しておいてください。