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印刷・製本コラム

冊子とWebの連携で情報を効率的に伝えましょう

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思い返せば、デザインのツールがDTPに移行した時期もそうでしたし、メディアの主流が紙からWebに変わり始めた時も、とかく「アナログ vs デジタル」のような対立軸で語られることが多かったような気がします。


確かに大きな潮流の変化であることには間違いありませんが、両者の特色を生かして、お互いに補完し合うことでメリットを生み出すことも可能なのではないでしょうか?
今回は、情報を効率的に伝えるために、紙とWebを連携させる活用法を考えていきたいと思います。 冊子づくりを検討する時、どうしても気になってしまうのが材料費などの物理的な費用です。
ページ数や印刷部数はもちろん、用紙の種類や色数なども印刷コストに直接つながっていきます。
そうは言っても、粗悪な用紙を使ったモノクロ印刷では、冊子としての魅力が生まれず、その価値を損ねてしまうのは当然です。


冊子をはじめとした紙媒体特有の、手に取った時の感触や重さから伝わる印刷物としての価値を生かしながら、必要な情報を効率的に伝えたい。そんな時に有効な方法が「冊子とWebの連携」なのです。


冊子とWebの連携を検討する場合、「重要度の低い情報を紙媒体からWebに移行する」という考え方を基本にするとスムーズに進められると思います。
これによって冊子の内容を最適化し、必要な情報を読者に伝えることができるようになるわけです。
ここからは、その具体的な手順をご紹介していきます。


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1)掲載するコンテンツの優先順位を明確にする


まず最初に発行する冊子の目的やターゲット(読者)を明確にしていきましょう。
そのことによって、ターゲットにとって最も重要な情報を浮き彫りにすることができます。
優先すべき情報とあくまでも補足的な情報、伝えるべきデータを精査していきましょう。


2)二次元コードや短縮URLを活用する


冊子内で全てを網羅しようとするとレイアウト的に煩雑になり、文字が小さくなることで可読性を損ねがちな詳細情報へのリンクを二次元コードで提供するのはいかがでしょうか?
PCやスマホのモニター上であれば拡大/縮小も簡単ですので、細かな情報も伝わりやすくなります。
また、二次元コードではなくURLを表記しなくてはならない場合は、短縮URLの生成サービスなどを利用して、利用者の負担を減らしましょう。


3)Webサイトを最適化する


冊子では伝えきることの難しい補足情報をフォローするために、Webサイトを最適化しましょう。企業や団体のホームページ内に専用のランディングページを置くのも良いと思います。
また、更新が容易というWebサイトのメリットを生かして、常に最新の情報を掲載できるような運用方法の整備や担当者の任命を検討しましょう。


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4)冊子のデジタル版を提供する


デジタルブックのメリットは、何といってもその可搬性の高さです。
冊子印刷ドットコムではデジタルブックの制作も承っておりますので、ぜひご用命ください。


5)データの視覚化に努める


複雑なデータや統計はできるかぎり視覚化し、グラフやチャートで表現しましょう。
冊子にしてもWebサイトにしても、ビジュアル表現の重要さは変わりません。


6)更新頻度の高い情報はWebサイトで扱う


価格表や製品仕様など、更新の可能性が高い情報はWebサイトに掲載しましょう。
企業のビジョンなど信頼感をイメージさせたいものは、冊子に掲載するとより印象に残しやすくなります。


7)FAQやTIPSなどはWebサイトに誘導する


詳細なFAQやTIPS、ユーザーサポート情報など鮮度が求められる情報は、更新頻度を高めやすいWebサイトに記載しましょう。


8)それぞれのメディアが持つ得意な部分を活用する


動画や音声など、印刷では表現できないコンテンツをWebサイトで提供しましょう。
文字だけでは伝えられない、雰囲気や情感などを伝えやすくなります。
冊子の場合、見開きページを上手く使うことで、スマホのモニターでは再現しきれない迫力のあるビジュアルを表現できます。
写真や図版を生かしたレイアウトを組むことを心がけましょう。


これらのようなアプローチに取り組むことで、冊子のページ数やコストのバランスを取りながら、読者に必要な情報を提供することができるようになります。
デジタルとアナログ両面のメディアを効果的に組み合わせ、情報伝達に相乗効果を生みだしていきましょう。


冊子印刷ドットコムは、無線綴じ(くるみ綴じ)中綴じ製本を中心とした冊子づくりに長年の経験と実績を持っています。
また近年ではデジタルブックの制作にも積極的に取り組んでおります。
どんな些細な疑問にも、経験豊かなスタッフがお答えいたしますので、何なりとお問い合わせください。


技術の進歩はますます速まっていますが、デジタルに頼るだけでは読者の五感全てを刺激することはできません。
手触りや重量感はもちろん、紙やインクの匂いなど紙媒体にしかない強みを生かした冊子づくりのお手伝いを、私たち冊子印刷ドットコムにお任せください!

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