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印刷・製本コラム

少しでもコストを抑えたいなら2色印刷

2色印刷1


「社内報だし、そんなにコストはかけられない」「モノクロで十分だけど、やっぱり大事なところはカラーで伝えたい」……そんなお悩みを感じている方におすすめの印刷方法が「2色印刷」です。


通常のフルカラー印刷では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のインク(それぞれCMYKと呼んでいます)を使用します。これらのインクをどういう濃度で組み合わせるかによって、フルカラーでの印刷が可能となるわけです。


これに対して「2色印刷」と呼ばれる技術もあります。これはCMYKの4色のインクの中から任意の2色を選択して印刷を行うというものです。2色を自由に選ぶことができますが、多くの場合、黒インクに加えてもう1色を使うことが一般的です。また、CMYKだけではなく、黒+特色(あらかじめ調色されたカラーインク)1色という組み合わせもあります(詳細はお問い合わせください)。


2色刷りにすることでコストを抑えつつ、カラーで見せたい箇所を強調できるので、教材・問題集・テキストなどで多く採用されている印刷方法です。 「黒と赤だけでイラストが表現できるの?」「いかにもコストダウンしましたって感じにならない?」という不安、よく分かります。でも、2色印刷は単純に「黒い部分」と「赤い部分」に分かれるわけではなく、黒と赤を混合することで階調豊かな表現が可能なのです。


CMYKという4色のインクの中で、赤を表現するのはM(マゼンタ)というインクだと思われがちですが、実はM(マゼンタ)は、どちらかというと鮮やかなピンクといったインクなのです。世の中でいわゆる「赤」という言葉からイメージされる色は、M(マゼンタ)とY(イエロー)を混ぜたものなのです。


M(マゼンタ)にK(ブラック)を徐々に加えていくと、ピンク〜海老茶色〜赤茶色〜褐色〜黒というふうに変化していきます。この特性を活かして様々な色を表現できるわけです。


Illustratorをお使いになっている方でしたら、カラーパレットのCとYは0%にしたまま、MとKのスライダーを動かしてみてください。想像以上にたくさんの色が表れてきませんか?「これだけの色が作れるなら十分かも」と思われた方もいらっしゃると思います。


むしろ、2色だけで構成された色を使うわけですから、よほどの無茶をしない限り配色が破綻しないという、レイアウト上のメリットもあるのです。いつもフルカラーで配色に悩んでしまう方にとっては扱いやすいという印象があるかもしれません。


ちなみに、「2色印刷」によく似た言葉に「ダブルトーン(デュオトーン)」と呼ばれる印刷技術があり、混同されがちですが、これは別物です。ダブルトーンはアナログ印刷の時代によく見られた技法で、モノクロ写真に深みを出したり、セピア調などの効果をもたらすために使われてきました。


モノクロ写真をK(ブラック)インクだけで印刷すると、どうしてもオリジナルプリントに比べて重厚さに欠けた仕上がりになりがちです。そのため、K(ブラック)インクに加えてグレー系の特色を用いてこれを補っていこうというわけです。


写真を趣味にされている方で、自宅でモノクロ写真をプリントしてみた時、「あれ?何か色が浅いな」と感じた方もいらっしゃるかと思います。そのため、いわゆる「写真プリント用」として売られている高級プリンターでは、通常の黒インクの他に「フォトブラック」や「フォトグレー」といったインクが搭載されていて、ダブルトーン(デュオトーン)と同じような効果を生み出そうとしているのです。



2色印刷2



通常の2色印刷で写真を表現しようとすると、特に景色や料理などは思ったような色になりにくいと思います。ですから、写真に関しては単純にモノクロ(グレースケール)のデータを使うことをおすすめします。Photoshopのトーンカーブなどを活用して自然な仕上がりに近づけることもできますが、ある程度ノウハウや経験が必要ですので、あまりそこに時間をかけないようにして、冊子全体のレイアウトに気を配る方が賢明だと考えます。


簡単なようで、実はコツが必要な2色印刷ですが、上手く使うことができれば、フルカラー印刷にはない表現がローコストで実現可能です。実際の仕上がりやアプリケーション(ソフト)の設定などにご不安や疑問がありましたら、事前に冊子印刷ドットコムまでお問い合わせください。冊子印刷ドットコムには各種教材・問題集・テキスト印刷の経験豊富なスタッフがおりますので、どんな些細なご質問にも丁寧にお答えいたします。


また、印刷方法だけではなく、くるみ綴じ(無線綴じ)や中綴じ、平綴じなど、それぞれの冊子に適した製本仕様についてもご案内いたします。冊子の開きやすさや耐久性には製本仕様によって違いがありますので、どのようなシチュエーションで使われるものなのか、望ましいコストとのバランスを鑑みながらお選びいただけるよう、ご相談を承ります。


あらゆる冊子のニーズにお応えする、冊子印刷ドットコムにお任せください!

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