卒園アルバム制作のポイントとおすすめの製本方法

「卒園アルバムの役員に選ばれたけど、どうやって進めればいいか分からない…」「製本のことを聞かれても何も答えられない…」と戸惑っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、卒園アルバムを企画する際の注意点やおすすめの製本方法についてご紹介します。
卒園アルバムは思い出の宝庫
まず最初に、卒園アルバムの役割についてご紹介します。
思い出の永久保存
卒園アルバムは、幼少期の大切な友情と成長の記録を永久保存し、将来にわたって子供たちはもちろん、保護者も楽しむことができます。
家族の記憶の共有
卒園アルバムを開くことで、子供の成長を家族全体で共有することができます。家族が一緒にアルバムを見ながら、笑い、感動し、子供たちの成長を喜び合うことができます。
アイデンティティ形成のサポート
卒園アルバムを通して、子供たち自身が幼少期に経験したことや成功体験を振り返ることで、アイデンティティと達成感を自覚し、自己肯定感を築く手助けになります。
感謝の表現
先生やスタッフとの思い出を振り返り、子供たちへの教育やケアに対する感謝のメッセージを表現することができます。
卒園アルバムはいつ渡せばいい?
卒園アルバムを渡すタイミングとしては2つのケースがあります。
1つは、卒園式前あるいは当日というパターンです。保護者は、卒園式当日にアルバムを見ながら子供の成長や思い出を振り返ることができます。
もう1つのパターンが、卒園の5〜6月前後に渡すというものです。この場合、卒園式当日の様子をアルバムの中に掲載することができます。また、保護者は小学校入学して落ち着き始めた時期にあらためて子供の成長を振り返ることができます。
卒園アルバムを企画する際の注意点は?
予算の確保
アルバムのサイズ、ページ数、印刷・製本方法を決定し、予算を確保します。
原稿・写真の収集
アルバムに掲載する写真を選びます。先生や保護者、外部の撮影サービス会社から写真を収集するための方法や締め切りを設定します。また、子供たちの氏名など文字原稿も期限を設定して集めましょう。
デザインやレイアウト
アルバムのデザインとレイアウトを検討します。卒園アルバムには、子供たちのプロフィールやクラスの集合写真、先生やスタッフへのメッセージなど、ある程度「お決まり」のページがあります。それらを中心に、アイデアを盛り込んでいきましょう。

保護者とのコミュニケーション
アルバムの企画や進行について、他の保護者とのコミュニケーションを緊密にしましょう。アルバムの進捗状況や写真の提出期限、価格などについて情報共有していきます。
フィードバックと引き継ぎ
アルバムを配布した後は、保護者からのフィードバックを歓迎しましょう。翌年度の保護者がアルバム制作に活かせるよう、改善点すべき点や配布までの経緯を資料として残しましょう。
卒園アルバム制作のタイムライン
アルバムの制作には多くの時間が必要です。スケジュールと締め切りを設定し、進行状況を管理しましょう。制作、印刷、配布などのステップごとに余裕を持った計画を立てることが大切です。
1年前〜9ヶ月前
卒園アルバムの制作に向けたスタートアップの時期です。保護者の中から企画に携わるメンバーを選出し、予算の確定やデザイン案、原稿の収集方法や保護者への周知などを検討します。外部のデザイナーが必要な場合は、この段階で決定します。
8ヶ月前〜6ヶ月前
写真の収集と選定を開始します。先生や保護者、外部の撮影サービス会社に写真の提供を依頼します。文字情報の収集もこの時期から始めます。
5ヶ月前〜3ヶ月前
実際のデザイン作業に入ります。印刷会社との印刷や製本の詳細な打ち合わせもこの時期に始めます。
2ヶ月前〜1ヶ月前
校正と修正を行います。デザインや内容について、メンバーや幼稚園関係者からのフィードバックを反映させるための時間を確保しておきましょう。また、印刷会社への入稿に向けた準備も進めます。
卒園式の1〜2週間前
卒園アルバムが納品されます。内容に不備がないかを確認し、配布に向けた準備を整えます。
卒園アルバムには無線綴じがおすすめ!
無線綴じ製本は、特殊な製本用の糊(ホットメルト)を用いて、糸や針金を使わずに表紙をくるむ製本様式です。「くるみ製本」と言うこともあります。
本文のページ数に応じた背表紙を作ることができるため、タイトルなどを入れることができます。 しっかりとした直方体に仕上がる本格的な見栄えの無線綴じは、卒園アルバムにぴったりの製本方法です。
無線綴じはページをフラットに開くことができるので、ページを広げやすく、読みやすい製本方法です。2ページにわたる見開きの写真もほとんど切れ目なく見せることができ、写真集や美術書などにも適しています。
このような無線綴じのメリットを活かしてアルバムの魅力を最大限に引き出し、子供たちの成長や思い出を素晴らしい形で残しませんか?