無線綴じで作れる冊子にはどんな種類のものがあるの?

製本方法の中でも強度が高くなおかつコストを押さえて製本できるのが無線綴じです。
では、この無線綴じというのはどのような冊子を作る時に適した製本方法なのでしょうか。
無線綴じで作れる冊子の種類についてご紹介していきます。
育児本
育児本といえば子育てをしている方にとってとても重要なアイテムであり、子育てのヒントが書かれているものです。
お母さんはもちろん、お父さんにむけた本もあります。
育児の専門家がこのような育児本を作ることもありますし、一般の方でも自身の体験をもとにして子育てに関する記録などを製本するということもあります。
自費出版をする方もいれば、記念として1冊だけを製本される方まで様々です。
エッセイ本
自分の意見、気持ち、考えといったものを自由に書き記したものをエッセイといいます。
小論文のようなものではなく、感情や思想といったものが中心にかかれています。
手書き原稿で書かれたものをご自身で製本されるのも良いですし、手書きのものを入稿してから文字打ち、印刷まですべてを業者に任せる、というのも手軽にエッセイ本を作るうえでおすすめです。
会議録
会議の議事録をわかりやすくまとめたものや、発言などをまとめたものです。
会議の内容や時間にもよりますが、会議の内容を文字起こししてから冊子にする場合が多いです。
ページ数が多いものだと中綴じよりも無線綴じの方が強度が高くしっかりとした冊子になりますのでおすすめです。
問題集と解答集
問題集とその解答集は基本的にセットで作成することがほとんどです。
問題集、計算ドリル、漢字ドリルなど勉強に使う問題集の解答のみを集めているのが解答集になります。
解答集には答えだけのものもあれば、どうしてその解答になったのかが詳しく解説されているものもあります。
解答集は問題集よりも小さなサイズにすることが多いです。
問題集や解答集は何度も見返すのはもちろん、そもそもページ数が多いので強度の高い無線綴じで製本することが多いです。
ガイドブック
ガイドブックは商品をはじめイベントなどを解説するためだったり紹介するためのものです。
簡易的な中綴じで制作することが多いのですが、無線綴じで見た目の高級感を出すことでよりアピール度を高くすることもあります。
過去問集
過去問集は、高校や大学の入試において出題された過去の問題を一冊の冊子にまとめたものです。
過去の問題を一冊にまとめることで、今後の傾向と問題への対策をするうえで使用されます。
学校や塾の講師が過去問集を作成することもありますし、最近ではオンライン学習を行っている人が過去問集を作ることもあります。
歌詞集
学校によっては合唱コンクール、音楽会などといったイベントを行うことがあります。
このようなイベントでは歌詞集を作成し、生徒たちに配ります。
歌詞集は基本的には中綴じでも十分なのですが、記念として背表紙にコンクールや音楽会の名前を印刷する場合もあります。
そういった場合には無線綴じがおすすめです。

学級文集
学級文集は、小学生の頃に制作することが多いです。
クラスのこれまでの思い出や作文などを一冊にまとめたものです。
小学生にとって大切な思い出をまとめた一冊ですので、この一冊をより記念として大切に保管してもらうために無線綴じでの製本をすることも多いです。
同じように学校通信は、学校が発行していて保護者に向けてのお知らせが記載されています。
学校新聞なども学校内の気になる情報や生徒たちに向けて、その保護者に向けて作成されます。
中には頻繁に発行するのではなく、1年に一度まとめて発行するということもありますが、その場合には無線綴じでの製本をおすすめします。
学校要覧
その学校がどのような教育計画を立てているのか、経営計画をどのように立てているのかをまとめている冊子になります。
概要が記載されているので、ページ数そのものは少ないのですが、可能なのであれば無線綴じでよりしっかりとした作りにした方が印象が大きく変わります。
学生便覧
学校便覧は学生が入学して卒業するまでに必要な情報を一冊にまとめているものです。
手引、キャンパスガイドなど呼び方は様々ですが目的は同じです。
ページ数が多くなるため冊子としては強度の高い無線綴じを採用するのがおすすめです。
株主総会資料
株主総会の資料というのは極めて重要な内容が記載されています。
その情報を印刷時に漏洩してしまうようなことは絶対にあってはなりません。
冊子印刷ドットコムはISMS認証を取得しているので情報を徹底的に保護し、総会の前に情報が漏れてしまうなんてことはありませんのでご安心ください。
このように無線綴じを使用した製本が適した冊子はたくさんあります。
今回挙げたものもごく一部ですので、今後もご紹介できたらと思います。
コストを抑えつつ、同時に強度が高く見た目も良いのが無線綴じですので、中綴じではちょっと味気ないと思うような冊子にはぜひ無線綴じをご検討ください。