手作りの図鑑を作るポイントや注意点は?

お花や植物が好きな子どもはとても多いです。
このお花、植物を自由研究のテーマにしている方もとても多いと思います。
春には桜や菜の花、オオイヌノフグリにタンポポなど色々な草花が咲き、とてもきれいですよね。
春だけではなく、ひまわりやアサガオ、秋にはもみじに彼岸花など四季折々の植物を楽しむことができます。
季節ごとに出会った植物を観察することで、興味をより強く持ち、自分なりの図鑑を作ってみてはどうでしょうか。
身近にいる植物を調べると、それぞれの特徴、魅力に気付くことができるようになります。
子どもの好奇心などをより高めるうえで、植物図鑑を作るというのはとてもおすすめです。
どう観察をする?
植物観察の方法というのは、とくに明確な決まりはありませんが、植物の観察をする場合にはいくつかポイントをおさえておく必要があります。
まず撮影です。
植物の全体の写真はもちろん、葉っぱやはなびらなどそれぞれの部位のアップの写真も撮影するようにしてみてください。
また角度によっても見え方は違ってきますので色々な角度から撮影をしてみてはどうでしょうか。
その植物がどんなところに生息しているのか、どのような姿で生きているのかがよくわかるように周囲の様子もしっかりと撮影してみてください。
花というのは、花の色はもちろん、花びらの枚数、どのような香りがするのかなど調べてみてください。
色々な角度から観察をすると、いつも見ている草花も見え方が全く違ってくるものです。
さらに、その花が何時ころに咲くのかも調べてみてください。
もちろん、何時何分に咲いたのかを調べる必要はなく、午前中に咲くのか、夕方に咲くのかなどを調べてみてくださいね。
さらに葉っぱの形や葉っぱの表面がどのような模様になっているのかも調べてみましょう。
花にばかり注目してしまいがちですが、植物によって色々な形をしているのがよくわかるはずです。
またツルが伸びる植物の場合には、どのようなツルの巻き方をしているのかも注意して観察してみてくださいね。
実際に触ってみるのもおすすめです。
茎はもちろん葉っぱというのは植物によってザラザラしていたり、つるつるしていたり、色々な感触があるものです。
樹木を観察するのであれば、樹皮がどのようになっているのかも確認してみてくださいね。
よく観察をすると、植物によってその植物にとまっている虫にも気が付くと思います。
その虫がどうしてその植物にとまっているのかも調べてみると面白いですよね。
気になる植物をもっと詳し育観察するために持って帰りたい時もあると思います。
持って帰る時には、できるだけスコップなどを使って植物が生えている土ごと持ち帰るようにしてみてください。
どうしてもそれが難しいような場合には、できるだけ茎の下の方を挟みで切り取ります。
そしてすぐにぬらしたティッシュやキッチンペーパーでくるんでビニール袋に入れておくと長持ちさせることができますよ。
自宅に持ち帰った植物はどんな名前なのか、どんな特徴があるのかをより詳しく観察してみましょう。
あとは詳しく文字として残します。
調べて分かった植物の種類、科名、葉の特徴や花の特徴を記録していきます。
内容もしっかりと詳しく記載しておくと、自由研究としてはもちろん、図鑑を作る時にも役立ちます。

植物観察時の注意点
植物の観察をする時、特に夏場には服装にも気をつけてください。
まず、暑くても長袖のシャツを着るようにしてください。
夏場はもちろん、暖かい季節には虫に刺されることがあります。
長袖、長ズボン、できれば帽子もかぶるようにしましょう。
水分補給をするために、水筒も準備しておくと安心ですし、感圧カードに筆記用具、虫刺され用薬などがあればなお安心です。
また、植物を観察する時には、スコップ、はさみ、袋、植物を持ち帰る時のための水も準備しておいてください。
植物観察をするのに適している時間は、午前中か夕方です。
観察したい植物によっても時間は変わるのですが、明るい時間帯でなおかつできるだけ涼しい時間帯にしましょう。
植物を探す時には、自宅の庭、草原がおすすめです。
また、水を好む植物の場合には、川沿いや池の近くに生えていることもありますが、その場合には十分に注意しながら植物採集をしてくださいね。
歩道や道端において植物や虫を観察する時には周囲に車や自転車などがないか、通行の妨げになっていないかを十分に注意しましょう。
気になっていた植物をみつけたとしても、いきなり道路に飛び出すようなことがないようにしてください。
また、植物はとてもデリケートな生き物ですので、優しく触るようにしてください。
じっくりと観察するのは良いのですが、夢中になるとつい葉っぱなどを強く触ってしまうことがあります。
植物も生き物であることをしっかりと理解したうえで、優しく扱うようにしてくださいね。
また、植物が生えている場所にも注意してください。
公園などの公共の施設や、私有地に生えている植物は勝手に持ち帰らないようにしてください。
持ち帰って良いのかわからない場合には、保護者が所有者に許可をもらってから採集してくださいね。