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印刷・製本コラム

製本を手作りする必要性は?どうして冊子が必要なの?

契約

ビジネスシーンにおいて取引されている契約書というのは、記載されていることが多くて場合によっては数十ページに渡ることもあります。
そのような場合には、冊子として製本した方が読みやすいことも少なくありません。

契約書などというのは、バラバラに保管をすると書類が抜け落ちてしまっていたりそれを紛失してしまうなどのトラブルの原因になってしまいます。
契約書はホチキスで留めるだけでももちろん良いのですが、それでは見栄えがあまりよくありません。
また、製本をしていた方が印鑑を押すときなどにも利便性が高くなります。 ホチキス留めをしていると、契約書のすべてのページに印鑑を押さなければならないのですが、製本をしていれば表紙、背表紙にのみ印鑑を押せばそれですべての内容に承諾したという意味がありますので押印の回数を大幅に減らすことができます。

用紙がバラバラの状態になっているよりも、製本した方が見た目がとてもすっきりしてきれいですし、それは取引相手に対してもとても良い印象を与えることができます。
契約書を製本するというのはとても重要なポイントになります。

では製本というのはどのように製本をすれば良いのでしょうか。

製本方法は?


製本は色々な種類がありますが、決して難しいものではありません。
まずは製本したいと思っている書類、契約書などを準備します。
次にホチキス、はさみ、製本テープを準備してください。
これらは100円ショップでも準備できるとても身近なものです。

契約書をホチキスで留めていきます。
書類の端から大体5ミリくらいの場所を2箇所ホチキスで留めます。
契約書などの書類の枚数が多くて分厚い場合には3箇所留めておくと強度が増すのでおすすめです。

書類の厚みを測って、正確な厚みを把握します。
枚数が少なければ厚みを測る必要はありませんが、厚みがあるのならその厚みに合わせて製本テープをカットしなければならないので厚みを測っておいてください。

次に製本テープをカットしていきます。
製本テープの種類にはいくつか種類があります。
書類のサイズごとにカットされているものもあるのですが、ロールタイプのものが一般的です。

製本テープとホチキス


製本テープをカットするときには契約書のサイズにフィットするようにカットするのではなく、余裕を持ってカットしてください。
厚みの2倍以上の余裕を持たせてカットするようにすると最終的に失敗しにくくなります。

製本テープの準備ができたら、製本テープを貼る位置を決定します。
凸凹していない平らな机の上に書類を置き、どこにテープを貼るか決めていきましょう。
テープの横幅は半分よりも狭い3分の1くらいになるようにしてください。
製本テープは一度にすべて剥がしてしまうと貼るときに曲がったり、手にくっついたりしてなかなか上手に貼れなくなります。
湿布を貼るときのように、めちゃくちゃになってしまいます。

製本テープは大体の商品がはくり紙の真ん中に切れ目が入っていて、縦にしたときには半分ずつにはがせるようになっていますので、右側のはくり紙をはがします。

残りの半分の製本テープの上に定規をおいて、貼り付けていきます。
製本テープと契約書が水平になるようにして、垂直になっているのかをしっかりと確認しながら貼り付けていきます。
書類が接着面に軽くくっつく程度に貼り付けます。
最初からしっかりと張り付くようにしてしまうと、失敗したときに剥がせなくなるので注意が必要です。

表面を貼ったらテープの両端が余っている状態なのではさみで切込みを入れて、そこから曲げて書類を包むように折り返していきます。

次に契約書の裏面を貼ります。
両端の処理が終了したらはくり紙をはがします。
折り目をつけて、書類中央から端に向けて貼り付けるとシワもなくきれいに貼り付けることができますよ。

すべて貼り付けたら、今度はシワなどがないように定規などを使用してシワをしっかりと伸ばしていきます。
この伸ばしの工程で見た目の印象はとても良くなりますのでしっかりと手を抜かずに伸ばしてくださいね。

絶対押さえておくべきポイント


製本を成功させるにはいくつか押さえておくべきポイントがあります。

まず、製本テープの長さやサイズは適したものを使用するということです。
契約書などの書類が分厚く、テープの長さが十分に足りないということもあります。
テープをカットする前には製本テープのサイズに十分注意してください。

また、ホチキスの留め方にも注意が必要です。
ホチキスは書類の製本をするとき、強度をしっかりと保つうえで重要なポイントになります。
そのため、2箇所は留めるようにすると強度も十分になります。

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