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印刷・製本コラム

卒業文集を上手に作るポイントは?どんな製本方法がおすすめなの?

卒業

卒業シーズンになると、卒業文集を作成する学校も多いと思います。
このような卒業文集の製作はできるだけ早くスタートするようにしましょう。

卒業文集には生徒たちだけではなく先生に書いてもらった原稿、イラスト、写真などを盛り込んで賑やかな内容にしたいと思いますよね。
ただたくさんの人のコメントなどを載せたいと思えば思うほど制作にかかる時間はとても長くなってしまいますので準備段階で早め早めに動き出しておく必要があります。

卒業文集を作るのは3月は卒業式のシーズンに向けてしっかりとを前倒しにしてスケジュールを組んで行くようにしてください。卒業文集の編集をスタートさせるのは遅くても9月や10月には始めておくようにしましょう。

卒業文集を作成する上で好きなことを適当に書いていれば魅力的な卒業文章になるのかという感想ではありません。 子供達にとって思い出深い卒業文集を造り上げるためにはある程度のポイントをしっかりと押さえておく必要がありますのでその点も事前に伝えておくようにしましょう。

子どもたちに「作らされている感」を捨てさせる


とても重要なポイントになりますが、子どもたちに書きたいという意欲をもたせることも重要です。
書きたいと思っているのか、それとも書かされているのかはとても大きな違いです。
書きたいと思っていれば卒業文集を書くうえでの取り組み方は大きく変わってきます。

卒業文集を書くのでちゃんと書いてくださいね!などといった抽象的な伝え方をするのではなく、みなさんの小学校生活、みんなで一緒に書く最後の作文です!
という伝え方をすると自然と子どもたちはとても大切な作文をこれから書くんだということが理解できますよね。

また、卒業文集がどのようなものなのかをしっかりとイメージできない子どもも多いと思うので、卒業文集がどのようなもので、どのように大切に保管されるのかを実際に見せるというのもおすすめです。

子どもたちのやる気に火をつけたら、テーマを決めていきましょう。
卒業文集はなにを書いても良いのですが、少しだけテーマを伝えたり、過去にどのようなことが書かれていたのかを見せるとテーマも決めやすくなります。

卒業文集に多いのは、将来どんな仕事をしたいのか、将来どんな人になりたいのか、小学校生活でどんなことが思い出に残っているのかなどです。
少しだけアドバイスをするのは良いですが、基本的には子どもたちに色々なことを考えさせるようにしてください。

将来の夢をテーマにした場合、なにがきっかけでその夢を抱くようになったのか、これからどんなふうにその夢を実現していきたいのかなどを考えていきます。

また、学校生活においてどのイベントが心に残っているか、どんな思い出があるのかなども卒業文集では書くことの多い内容ですね。
色々なイベントが心に残っているとしても、注意しなければならないのはただ出来事をダラダラと並べるのではなく、その思い出がどうして心に残っているのか、どんなところが楽しかったのかなどを記載するようにしましょう。

なにが楽しく、どう楽しかったのかを記載することで、より楽しい文集になりますし、書き始める時には子どもたちにその点をしっかりと踏まえたうえで指示するようにしてみてくださいね。

卒業文集


ランキング


クラス内において、ランキングをつけてみるのも面白いですし、人気です。
例えば、将来良いパパになりそうな人ランキングなどは定番ですね。

将来社長になりそうな人ランキング、将来お笑い芸人になりそうな人ランキングなども面白いです。
ただ、ここで注意しなければならないのは、読んだ人が嫌な気持ちになるようなランキングは作らないということです。
例えば、一生結婚できなさそうな人ランキングなどは読んだ人はかなり傷つくと思います。

年月が経過した時に読んで、その時に懐かしく、楽しみながら読める内容にしてくださいね。

このようにいくつかの企画を作ったら、それらをもとに構成を作っていきます。
構成が決まればいよいよ文集を書いていきますが、子どもたちが書くのが卒業文集ですので、文字数はどのくらいにするのかをしっかりと伝えて、その上で文字数が少なすぎるものや多すぎるものが出ないようにしてください。

同じように誤字脱字にも注意してもらいましょう。
誤字脱字が多く、なおかつ文字数がギリギリの場合には誤字脱字を修正した時点で文字数が多くなり過ぎてしまうかもしれません。

そのため、下書きの時点でできるだけ清書と同じくらいに丁寧に文字を書いていくように伝えておきましょう。
下書きをしてもらい、その内容を確認したら清書です。
文章におかしな部分がないか、文章はもちろん誤字脱字もしっかりと確認しながら読み返していきます。

原稿ができ上がったら、印刷をして冊子にしていきます。
製本方法は中綴じ、テープ製本がおすすめです。
もちろんコストはかかりますが、無線綴じにするのも見栄えがよくておすすめです。

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