社内広報はどう作れば良いの?どんな役割があるの?

社内広報の意味を知る前に、まずは広報の意味についてご紹介します。
広報というのは情報発信をする業務のことで、一般的には雑誌、新聞、テレビなどをイメージする方が多いと思います。
そして社内広報は、自分のいる会社の情報を、自社社員に対して伝えるためのものです。
情報を得ることで、色々なことに気がつけると同時に、会社への思いが強くなることが多いです。
社内広報を作る目的
社内広報を作る目的のまず1つめは、企業の理念、経営方針などをしっかりと浸透させることです。
そして次に企業風土、企業価値観を共有すること、そして部署にとらわれずに情報を共有することです。
それらを通して、組織そのものが活性化されますし、社員一人ひとりのモチベーションを上げることによるさらなる活性化を期待できます。
それではもう少し具体的に見ていきたいと思います。
社員一人ひとりが好きなように仕事をしていると仕事の方向性もまたバラバラになってしまいますので、十分に力を発揮できなくなります。
また、仕事において進むべき方向が見えなくなってしまった時、一つの指針となるものがあるだけでも迷うことなくすすめるようになります。
次に企業価値観を共有することです。
人というのは色々な価値観を持っているのですが、それは近年ますます多様化しています。
この多様化している価値観、そして価値観を一人ひとりが持っているからこそ共通の目的を共有することによって力を一つに集約させて目的に向かってすすめるようになります。
企業にもよりますが、組織そのものが大きくなってしまうと全国各地に支店があって同じ企業でも距離感を感じることもあります。
だからこそ、情報をしっかりと共有したり、連携を密にとるためにも社内広報は重要な役割をしています。
そして社員間のコミュニケーションを活性化するうえでも広報誌は役立ちます。
仕事をするうえで社員同士のコミュニケーションは極めて重要です。
社員館のコミュニケーションが不足してしまうと、連携ミスが起きたり、その結果業務に障害が出てしまうこともあります。
業務効率、業務における成果を高めるうえで社員間のコミュニケーションというのはとても重要になり、そのコミュニケーションを図るうえで広報誌は良い刺激になります。
社員やその家族に対する効果
社員というのは、会社にとってなくてはならない存在です。
と同時に、その社員の家族もまた会社にとってなくてはならない存在だといえます。
新入社員、転職してきたばかりというような場合には、社員の家族は実際にどのような仕事をしているのかを把握できていません。
だからこそ、どのような仕事をしていて、どのような存在として会社の組織内にいるのかを知ってもらうためにもこのこの社内広報というのは極めて重要になります。
社内広報の媒体は?
社内広報は紙媒体、WEBの媒体とがありますが、どちらを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
まず、紙媒体の広報誌の良い点についてご紹介していきます。
紙媒体は閲覧率が非常に高くなります。
社内広報が紙媒体だと、配布されればそのまますぐに読むことができます。
そのため、閲覧率は高くなります。
WEB媒体の場合には見るページまでにアクセスするプロセスが必要になりますので、紙媒体に比べて閲覧率自体は低くなります。
また、PC操作の苦手な人にも情報を届けることができます。
PCを使用できる人は増えているとはいっても、PCをの使用に慣れていない社員ももちろんいます。
その場合には紙媒体の広報誌を配布すれば呼んでもらえます。
そして紙媒体の場合には自由に持ち運びできますので、社内広報を読みたいタイミングで好きに読めます。
紙媒体の方が自由度はとても高くなります。

ただ、このような紙媒体の広報誌でも、デメリットはあります。
情報量が多く、カラーであれば費用は高くなります。
印刷会社にもよいますが、ページ数などによって料金は変わります。
情報量が多くページ数が多くなれば費用もかかりますし、モノクロに比べてカラーの方が費用は高くなってしまいます。
また、表紙のデザインによっても費用がかかります。
自社でデザイン、制作するのであれば良いのですが、デザインは業者に依頼するとなると費用がかかります。
そして余った冊子は廃棄しなければならず、廃棄処分が必要不可欠です。
社内広報を印刷する時には、従業員数と完全に同じ部数印刷することはまずできません。
何部印刷でいくら、というようにきまっています。
そのため、余剰分を廃棄しなければならず費用がかかります。
このような費用がかかってしまうものの、それでも紙媒体の広報誌にはとても大きなメリットがあります。
WEBの版の広報ももちろん手軽ですし今の時代には沿う形態ではありますが、未だに根強い人気があるのには理由があるんですね。
これから紙媒体の広報誌を制作して配布したいと思われている方はぜひお気軽にご相談ください!