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印刷・製本コラム

自分で簡単に製本する方法は?お手軽製本方法

製本1


本格的な製本ではなく、ちょっとした冊子を作成したいと思っている時には、製本をしたいものの印刷所に依頼するほどではない…
そんな時には自宅でも製本できると嬉しいですよね。

それでは、自宅でできる製本方法をいくつかピックアップしていきたいと思います。

製本方法はいろいろ


製本とひとまとめにしても、色々な種類があります。
文庫本のような背表紙にたくさんのページがついているものもあれば、中央部分をホッチキスによって留めているものなど様々な方法があります。

まず糸かがり綴じです。
これは背の部分に糸を通して綴じる方法です。
手軽に作れる製本方法として用いられています。

次に無線綴じです。
印刷した用紙をページ通りの並びになるように折りたたんだもので、背に接着剤を使用して綴じていきます。

網代綴じは、折丁の中に接着剤を染み込ませていき、折丁と折丁内の紙とをまとめて固める製本方法になります。

平綴じは本を綴じた状態のままで背部分から5mm程度離れた部分からホチキスなどで留めていきます。

文庫本などは無線綴じが用いられるのが一般的で、ページの端部分がホチキスによって綴じられている冊子は平綴じになります。
その他にも冊子中央をホチキスで閉じる中綴じも一般的です。

用紙の枚数が多くなるとホチキスで留めるのもまた難しくなりますので、そのような場合には無線綴じにしたり製本したい本に合わせた方法を選んでみてください。

コピー本作りも簡単


コピー本というのは、印刷所に出すことなく印刷、製本まですべてを自分で行う方法で、同人誌に対して用いられる言葉です。
ホチキス、接着剤などを使用することで、とても簡単にコピー本を作ることができます。
切り込み、折り方を工夫すると簡単に本らしい本を作ることができます。

もちろん同人誌だけではなく、あらゆる手作りの冊子に対して用いることができるんですよ。

袋綴じ本は印刷面を上にして、二つ折りにした用紙を重ね、紙の端をホチキスによって綴じます。
小さな子どもでも作れるほどとても簡単な製本方法になります。

中綴じ本は二つ折りにした用紙を開いた状態で重ねていき、折り目部分でホチキスで綴じます。
袋綴じ本よりも枚数の多い冊子に対して用いられます。

平綴じ本は二つ折りにした用紙を二つ折りのままの状態で重ね、折り目部分を接着します。

絵合せ折り本は一枚の紙に対して切り込みを入れて、パズルのような構成で冊子にしていきます。

蛇腹折り本は用紙をジグザグに折っていき、両端の表紙となる紙を張り合わせていきます。
このようにとても手軽に製本できる製本方法もありますので、自宅で製本したいと思っている場合にはとてもお手軽だといえます。

製本2


テープ製本もおすすめ


テープ使用した製本方法のことをテープ製本と呼びます。
書類などを製本テープで一冊の本として仕上げることができます。

製本テープを使うことによって見栄えはもちろん、ページ差し替えなどができなくなるので書類の改ざんを未然に防ぐ上でも効果的です。

ただ、製本テープは非常に粘着力が高いということもあって一度貼ってしまうと用紙から剥がすのがとても難しくなります。

また、製本テープは意外にも扱いが難しく、テープが曲がってしまったり、シワができてしまうこともあります。
神経質な方にとっては、製本テープを使用した製本がとてもストレスになることもありますので、ある程度はコツを押さえておく必要があります。

まず書類を準備して、書類をホッチキスで仮止めします。
製本テープの剥離紙をすべてはがすのではなく、半分だけはがしていきます。
書類をテープの粘着面にしっかりと合わせて貼り付けていきます。
テープに折り目をつけたら、剥離しを剥がしていき書類の反対側にも貼り付けていきます。

契約書のような厳密の場合には袋綴じなどもおすすめですが、厳密なものではなければこのテープ製本でも十分に冊子としての見栄えもよくなります。

製本というのはとても簡単にできるものから、専門業者に依頼しなければできないようなものまで様々なあります。
自分で製本するのか、それとも依頼するのかは自分がどのような冊子を作りたいと思っているのかを十分に考慮したうえで選択するようにしてください。

もしも重要な契約書などであれば、中綴じ、無線綴じなどもおすすめですし、アルバムをつくるのであれば無線綴じが良いでしょう。
また、イラスト集やパンフレットなどのようにデザイン性が高く、見開きで情報をよりしっかりと伝えたい場合には中綴じなどのように冊子を開ける範囲を広くするなどもおすすめです。

製本方法にはそれぞれ良い点も悪い点もありますので、良い点も悪い点もしっかりと確認したうえで製本方法を選択してみてください。
場合によっては目的と製本方法のバランスが取れておらず、必要以上にコストがかかってしまうこともありますので、目的と製本方法のバランスは事前に必ずしっかりと考えておいてくださいね。

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