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印刷・製本コラム

テストを作る時のポイントは?印刷はどうすれば良いの?

テスト1


学校、塾などをはじめ、幼稚園や保育園など教育機関だけではなく自宅で子供にテスト問題を作る機会はよくあります。
はじめてテスト作りをしようと思っている方の中には、そもそもテスト問題なんてどのように作れば良いのか、どのような問題を出せば良いのか頭を抱えている方もいるのではないでしょうか。

それでは、定期テストなどテストの作り方についてご紹介していきます。
まず、テスト問題を作る時には、そのテストで一体どのようなことを知りたいのかを明確にしていきます。
目的を明確にするというのが重要になります。 定期テストはそもそもどうして実施しているのか、テストを通してどのような力が身についているのかを評価したいと思っているのか、という2つの点をはっきりさせる必要があります。

もちろん、絶対にテストをしなければならないのかといえばそうではありません。
もしもテストをすることで得られる情報が明確にならないのであれば、定期テストをしなくても良いくらいです。
評価は必ずしもテストでなければ測れないわけではありませんので、テストはあくまで1つの手段として考えておいてください。

テストの目的が明確になったら、回答にどのくらいの時間をかけて良いのか、満点は何点なのかを決めていきます。
これは教師が安易に決めて良いものではなく、教務部などと相談をして決めるのですが、テストの時間と満点は何点にするのかは教師にかなりの決断権限があります。

もしも5教科であれば、回答にかかる時間は50分あたり100点となるのが基本です。
実技教科の場合には、回答時間が30分の場合もありますし、満点も30点、50点となることもあります。

テストの実施時間が短くなると、授業の時数として含まれないこともありますので、学校のテストの場合には教務部としっかりと相談しながら決めてくださいね。

テストの範囲を決めていく


テスト範囲を決めていきます。
テスト範囲は、ある程度は余裕をもたせるのが基本になります。
テストギリギリに授業が終わるようなものは範囲には含めないのが通常です。

ギリギリの範囲になると、テスト直前まで生徒たちは勉強できなくなりますし、授業が終わらないクラスもありそうなると範囲自体を大きく変えなければならなくなります。

テストが行われる1週間前までには必ずすべてのクラスで授業が終わっているというのが基本になります。

次に解答用紙を作ります。
解答用紙は採点がしやすいように作るのが基本です。
専門科目の場合には全学年全生徒の採点をしなければならないことがありますので、短期間で大量の答案を採点しなければなりません。

集計、入力作業もかなりの量になりますので、採点しやすい解答用紙を作っておくようにしましょう。

できるだけ採点をしやすい解答用紙を準備しておくというのは解答する側にとっても、採点や集計をする側にとってもとても重要です。

ここからここまでは格2点、ここからここまでは格1点といったように点数でグループ分けをすると採点の時に集計しやすくなりますよ。

もちろん、全て2点で50問、100点満点にするのも良いですよ。

テスト2


問題ができたら自分で解いてみる


問題ができたら一度自分で解いてみてください。
この自分で解いてみるというのはとても重要なことです。

問題文に間違いがあったり、解答枠が書きにくかったり、問題数と点数が合わなかったりと実際に解いてみてわかる間違いなどがあるものです。

問題を解く時には時間を計るのも忘れないようにしてください。
どれだけ良い問題でも、時間がかかりすぎる問題にならないようにしてください。

解答時間が30分のテストを作ろうと思った場合、自分が解いてみて10分以内で終わるようにすると生徒たちには丁度良い問題ということになります。

テストが行われるまでに、クラスの足並みを揃えておくというのが重要です。
ただ、複数のクラスで授業をしている場合には、1つのクラスにだけテストの範囲の授業が間に合っていなかったり、いい忘れていたことなどを出題することがあります。

同じ授業をしていると、どのクラスに対してなにを伝えているのか忘れることがあります。
教えていない、伝えていないことを出題してしまうというのは大問題になりますので十分に気をつけてください。

テストに出題をする内容がすべてのクラスにしっかりと伝わっているのか不安なのであれば事前にすべてのクラスに確認をしておいてください。

テスト問題におけるミスなどがあると大変ですので、ついつい過去に出題した問題をそのまま使いたくなるのもわかります。
しかし、過去問を丸々コピペしたり、引用してしまうのは良くありません。

過去問というのは、生徒たちのネットワークがあれば簡単に入手できます。
先輩に頼めば簡単に手に入りますし、それが他の生徒にまで出回ってしまっては大変です。

とても大変な作業ですが、テストの作成はできるだけ早く行うようにしてください。
また、これから作るテスト問題、これまでに作ったテスト問題は中とじなど簡易的な製本方法でも良いので冊子にしておくと、後々に見返す時などとても便利ですよ。

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