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印刷・製本コラム

コピー機をつかえば冊子作りができるって本当?使い方は?

コピー

会議に使う資料や顧客に対して配布するパンフレットなど、冊子を作る機会というのは多いですよね。
2枚程度の冊子から、20枚以上の冊子など色々なタイプがありますが、よく作ることがあると思います。

コピー機を使用して、それぞれのページを印刷して、その印刷したものを手作業で製本するというのがごく普通の冊子作りです。
しかし、この作業も1部や2部程度であればまだしも、100部以上ともなればとても大変な仕事になると思います。

それならば、コピー機にあるとても便利な機能を使ってみませんか?
この機能というのが、製本機能です。
どのような機種なのかにもよりますが、新しい機種であれば印刷はもちろんそこから綴るところまですべて行ってくれるようなものもあるんですよ。 ただ、コピー機の製本機能はただ便利なものだけではなく使用するうえで注意すべき点もありますので、コピー機を使用した製本機能はもちろん、使用するうえでの注意点についても確認しておいてください。

製本とひとまとめにしているのですが、色々な綴じ方があります。
製本とはそもそも、印刷物をページごとに重ねて接合し、そこに表紙をつける作業です。
あらゆる書籍というのは、製本することで作られています。
印刷物を製本することによって見栄えがとても良くなりますし、内容もとても読みやすくなります。

個人でも冊子をつくる、という方が増えています。
会議の資料、顧客に対して配布するパンフレットや、友人と一緒に同人誌を作ったり、冊子を作る機会というのは様々あります。

印刷会社に依頼するのも良いですが、個人で作ることでコストを大幅にカットすることができます。
コピー機で印刷、製本をすると必要な部数だけですむのでコストを押さえられます。
プレゼン資料、パンフレットなど重要なものは業者に依頼して、その他のものはコピー機で製本するというのが良いのではないでしょうか。

製本の種類って?


製本にはいくつか種類があります。
上製本、並製本などがあります。

並製本というのは、ソフトカバーに分類されます。
表紙には芯が入っておらず、柔らかいもので文庫本などに使用されます。
パンフレットにも使用されるので、最も身近で一般的な冊子だといえます。

この並製本には中とじ、無線綴じ、平綴じに細かく分類できます。
中綴じというのは、表紙、中身とをひとつに重ねて、中央部分を針金などで留める製本方法です。

あくまで10ページから20ページ程度のページ数の少ない冊子に使用される製本方法になります。

無線綴じは中身をいくつかに分けて重ねており、中身を重ねて表紙で覆う方法です。
ページ数の多い冊子でもバラバラにならずにしっかりと製本することができますよ。
書店などに並ぶ本というのは、大半がこの無線綴じになります。

平綴じは、表紙と中身とを重ねて折り曲げてホチキスなどで留める製本方法になります。
中綴じ、無線綴じに比べると針金でしっかりと留めているのでとても強度が高いのですが、ページを完全に開くことはできないので見開きは見づらくなります。

学校の教科書、資料などのように強度が高くなければならない冊子に最適です。


コピー機で作れる冊子は?


コピー機で作れるのは中綴じ製本になります。
無線綴じは接着剤を使用しますし、平綴じだと印刷したものを曲げる必要がありますので、そのような工程まですべて行ってくれるコピー機はありません。

コピー機の中には綴る作業までしてくれる機種もあるのですが、一般的なコピー機で中綴じ冊子を作る方法をご紹介します。

ほちぎす

まず元となるデータによってページの割り振りをします。
印刷からプリンターのプロパティ、用紙サイズの選択、印刷方法から製本印刷を選択してカラーコピーかモノクロコピーをします。

このコピー機による製本の中で極めて重要になるのがページの割り振りです。
製本した時に想定した通りのページの並びになるように割り振りしなければなりません。

このコピー機を使用して製本する場合にはいくつか注意点があります。
コピー機を使用することによってかんたんに製本できるのですが、現行の順番を絶対に間違えないというのが重要です。

もしたった1つだけでも現行の順番が違ってしまうと、製本をした時にはページがバラバラのものが複数できあがるということです。
部数が多ければ多いほどやり直しにかかるコストが高くなってしまいます。

また、原稿のサイズは正しく設定するというのも重要です。
製本においては現行のサイズ次第で複合機が最も適したサイズを出してくれます。
原稿のサイズを間違ってしまうと、正しい用紙サイズで印刷されなくなります。

コピー機にはオフィス、自宅でも手軽にコピーができるよう性能はどんどん良くなっています。
ただ、そうはいっても業者が使用している設備と比較をすると性能は劣ってしまいます。

ちょっとした資料程度であればコピー機でも全く問題ありませんが、重要なプレゼン資料、パンフレット、一度にたくさんの部数を印刷する場合にはやはりプロの業者に依頼するのがおすすめです。

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