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シラバスを作る時のポイントは?無線綴じ?中綴じ?

大学

シラバスというのは、教育を行う人にとっては決して無視できないものです。
シラバスを通して教科、科目、学習の時間、活動を通してなにを目指すのか、などといったことを生徒にできる限りわかりやすく伝えるこのを目的としています。

学校が教育を通してどのようなことを目的としているのか、目標がなんなのか、教育計画についてを保護者をはじめ地域の方々にしっかりと理解してもらうといううえでもシラバスは重要です。

シラバスを作成するというのは教師にとっても学習の指導をよりよいものへと改善するうえで非常に重要な資料になります。
指導、評価との両方をしっかりと見比べながら、目標や評価基準などを明確にし直すことができます。

具体的な評価方法を工夫するためには、学習指導計画を改善するということがとても重要になります。 シラバスを作成することで、学習指導計画を学習をする生徒の目線でもう一度見直すことができるようになります。

シラバスにどんな内容を記載する?


シラバスを作成するうえで、それぞれの学校がもっている教育方針、教育目標、そしてどのような生徒がいるのかということも十分に踏まえて、工夫しつつ作成していく必要があります。

そもそもシラバスとは


シラバスというのは、カリキュラムを構成している教科、科目などについて、それぞれの目標や教材、指導計画といったものを詳しく記載しているもので、教育における計画書です。

大学などにおいてはシラバスが一般的になっているものの、近年では高校においてもシラバスを作成する学校が増えてきています。
シラバスは生徒のために作成されるものですが、生徒にとってシラバスは指導方針がより伝わりやすくなり、それは教師にとっても大きなメリットとなります。

シラバスは講義における計画書でありシナリオのようなものです。
講義をすすめていくうえで、基本的な部分や、プラスアルファで伝えるべき部分などを道筋立てていき、それが講義における骨格になります。
この骨格に沿うようにして、シラバスを作っていきます。

シラバスを作っていると、段々と講義内における重要な部分やアイデアといったものが浮かぶようになります。
自分が使うシラバス、そして提出するためのシラバスを2種類作成することによって、より具体的な講義の計画が立てられると同時に、講義において役立つアイテムとして仕上げられるようになります。

シラバスには、授業における目標、テーマ、評価といった項目を記入しておくよう半ば義務付けられる形でテンプレート化されています。
シラバスを作成することで、漠然としていた講義のイメージもより具体的なものになっていきます。

シラバスをまずはしっかりと作り込み、そこから初めての講義へと入っていくのがおすすめです。
最初に、担当をする科目が生徒たちにとってどのような存在であり、なにを期待されているのかを明確にします。

論文ですでにはっきりと結論づけされているもの、公式として当てはめるだけでも良いものでも、それは一体どうしてそうなっているのかというのを明確にして、学生たちに噛み砕いて説明するというのも重要です。

教室

どうすれば生徒たちがこの科目を学ぶことで興味を抱き、その先の人生に役立てることができるのか、どうすれば技術を身に着けてくれるのかということをしっかりと想像しながら授業を組み立てていくというのは極めて重要であり、それがシラバスの役割の一つです。

シラバスはどの製本方法が良い?


シラバスを作成するのであれば、中とじ、無線綴じがおすすめです。
中綴じというのは、1枚の用紙を二つ折りにして重ねて中央部分をホチキスなどを使用して留める製本方法です。

1枚の紙で4ページ分の印刷をするので、全体のページ数は必ず4の倍数になります。
ホチキスを使用しただけの製本方法ですので、強度はあまり高くありませんが非常に安価で印刷することができます。

無線綴じは、本文となる用紙を重ねて表紙部分と本文部分を専用の接着剤で閉じる方法になります。
ページ数が多い時には無線綴じを使用すると、より強度が高く長期的に保管しやすいのでおすすめです。

また、無線綴じというのは背表紙をつけることができますので、製本をしてから保管をする時にも見栄えが良いですし長期的に保管をするといううえでもおすすめです。

シラバスは1度だけ作成するものではありません。
シラバスは作る側にとっても何度も作成するものですし、受け取る側にとっても何度も受け取るものです。

そのため、シラバスを一度読んだからといってすぐに捨てることはないでしょう。
最低でも1年は保管しなければなりませんし、作る側としてはそれが一つの資料となって講師としての重要な資料になります。

そう考えると、やはりシラバスを作るのであれば無線綴じのように表紙をつける事ができるタイプのものにした方が保管をするという点においては圧倒的に見栄えが良いですし、強度も高いのでおすすめですよ。

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