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印刷・製本コラム

同人誌 印刷

同人誌の印刷の方法は?初心者は必ずチェックしておくべきポイント


同人誌の制作を考えている方は、基本的な仕様をまずは決めてから制作にとりかかりましょう。
同人誌を本の形で作成するためには、やはりお金がある程度かかります。

予算が有り余るほどあるのではなく、予算内で本を作るなら原稿作りの前に大体の仕様を決めていくようにしましょう。
予算から仕様を決めてから絶対に譲れないこと、そして譲れるものとを微調整しつつ作業をすすめていきましょう。

基本的な仕様


基本的な仕様を決めるうえで、ある程度の段取りをご紹介します。
まず印刷方法を決めます。
次に表紙の印刷色を決定します。
本のページ数、本のサイズを決定します。
発行部数はどのくらいにするのか、発行日はいつにするのかを決めていきます。

このある程度の仕様を決めていなければ、編集を進めていくことができません。
同人誌を制作するうえで、予算の調達なども、この仕様を決めておかなければ目処が立ちません。

本を制作するのは、原稿作り以外にもしなければならないことがとても多いです。
これらは原稿制作に取り掛かり、締切直前に考えるなどしていると、時間に迫られて思っているようにことが運ばなくなります。
ページ数などは実際に原稿を作らなければ分からない部分もたくさんあります。
それでもこれらのことを決めておくのか、決めておかないのかによって進行に差が出ます。
大体で良い野で仕様を決めたうえで制作に取り掛かるようにしましょう。


印刷の方法を選ぶ


同人誌を制作するうえで、印刷の方法は様々あります。
最終的に本にできれば印刷方法はどのようなものでも良いです。

同人誌を制作するうえではオフセット印刷とコピー本が主流になります。
オフセット印刷機というのは印刷業者にある印刷機です。

オフセット印刷は、版を使用してインクで刷り上げるものですので、仕上がりはかなりきれいです。
コピー本はコピーしたものを本に仕上げたものです。
プリンターを仕様して本を制作するのももちろんありですね。


同人誌の本の印刷に適した方法


オフセット印刷は部数の多いものを印刷するのに適しています。
部数が増えれば、1冊あたりの単価はどんどん安くなっていきます。
ただ、その半面少部数には割高です。

コピー本はコンビニなどで何度もコピーを繰り返して製本します。
部数が多いと手が回らないので、少部数に向いています。
元手はかなり安く抑えられますが製本に時間がかかります。

オンデマンド印刷は一部の印刷所などで、データを必要なだけ印刷する方法です。
少部数の印刷に適しています。
印刷所にオンデマンド印刷を依頼すると、ページ数が多い本を少部数発行するということも可能です。
近年向上してきてはいますが、印刷の質はあまり高くはありません。

プリンター本はプリンターを使用して何度もプリントを繰り返します。
1枚あたりの印刷にかかるコストは高くなります。
インクジェットプリンターの場合、使用する紙によってにじむことがあります。


印刷方法を決める時の基準は?


印刷方法を決定する場合には、ページ数によって選択します。
ページ数が多ければオフセット印刷がおすすめですし、ページ数が少なければコピー本を選ぶなど、ページ数で選んで見るべきです。

また、ページ数が少なくても部数が多いのであれば、ページ数だけに限らずオフセット印刷を利用すると、費用面、仕上がり両方でメリットが得られます。
ただ、すでに締め切り間近、出来上がった同人誌の原稿をすぐにでもプリントしたい!

そのような状態ならプリンター本しかありません。
すでに業者などに依頼をする時間すらないのであれば、コンビニ、自宅のプリンターをフル活用してひたすらプリントアウトしてください。

同人誌を作りをはじめたばかりで、まだまだたくさんの部数は必要ないのであれば、プリンターでの印刷で十分です。


印刷方法は?部数の判断基準は?


印刷方法と部数というのはなかなか切り離せない関係性があります。
初心者で同人誌を制作するのなら、自分の本がどのくらい売れるのかは判断できません。

初心者の方は、コピー本で10部から30部程度の冊子を制作してみてください。
もちろん、いきなりオフセット本からはじめても良いです。
しかし、オフセット本の場合は最低でも50部以上など、印刷部数が決まっています。

初心者で50部以上制作しても全て売り切ることができるのであればまだしも、そうでなければオフセット印刷はあまりおすすめできません。
まずはどのくらいの部数が必要なのか、その部数を全て売り切ることができるのかを十分に考慮したうえで、印刷方法を選択してください。

同人誌を制作する方法は複数ありますが、少部数だと割高になったり、割安になったりします。
また、仕上がりがどのようになるのかも印刷方法によって左右されます。

部数の少ないうちは手間がかかってもプリンターなどでの印刷をコツコツ繰り返してみてください。
そしてある程度販売実績ができてきたら、本格的に印刷業者に印刷を依頼すると、コストはかかりますが効率よく仕上がりの良い冊子ができあがります。

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