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くるみ製本で子供が喜ぶオリジナル絵本を作ってみよう!

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新型コロナの影響で自粛生活が続き、毎日家で子供と何をして遊べばいいのか、どのようにすれば満足してくれるのかということを悩み続けているお父さんお母さんも多かったのではないでしょうか。

まだまだ新型コロナウイルスの影響は受け続けていますし、これから寒くなっていくにつれて少しずつコロナウイルスの感染拡大が懸念されています。

何より、寒くなってくると外で遊ぶのが少し嫌になってくるものですので、室内で楽しく遊ぶ方法を探す人が増えます。
そんな中で家の中で遊ぶ方法として体操をさせてみたり、軽い運動させてみたりゲームをさせてみたりと色々な遊び方がありますが、冊子を作ってみるというのも面白いと思います。 普段は絵本を読んだりノートに絵を書いたりと冊子に触れる機会はとても多いのですが、その冊子がどのように作られているのかというのは知らないという子供が多いはずです。

そこで「冊子がどのように作られているのか?普段使用している冊子がどのような工程で作られて自分たちの手元に届いているのか?」というのを教えることは、教育の一環としても冊子作りはとてもおすすめです。

小さなお子さんでも、お母さんやお父さんが一緒に付き添って作ってあげれば安全に楽しみながら冊子を作ることができます。

簡単な絵本の作り方のご紹介


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製本方法はくるみ製本と呼ばれる方法で、このくるみ製本はのりで接着した本文用紙を表紙でくるむようにして冊子に仕上げていきます。
専門業者が行うくるみ製本の場合には本文用紙を表紙でまきつけるようにくるんで接着しますので、非常に強度が高く、なおかつ表紙のあるしっかりと見栄えの良い冊子をつくることができます。

ただ、自宅でくるみ製本を行うという場合にはどうしてもくるむ作業が難しくなりますし、小さな子供が一緒となればなおさら簡単にはできないですので今回は簡易的に実践できるくるみ製本をご紹介します。

本文に使用する用紙はどのようなサイズでも良いです。
8等分均等になるようにカットした用紙を半分に折りつけていきます。

見返しに使用する用紙も同じサイズで切り出し同じように折りにしていきます。
見返しに使用する用紙はどのような柄でもOKです。

全てを重ねてクリップなどを使用して小口になる部分を留め、本文用紙をのりで接着していきます。
半分に折った用紙の折り曲げている側、片面ずつにのりをつけていき、隣の紙と接着をします。

のりを塗ったら、クリップをはずし、のりを塗った側につけ、反対側にのりを塗っていきます。

これで本文は完成しましたので、あとは表紙になる厚紙を準備して次に表紙を作ります。
厚紙を本文用紙のサイズよりも4ミリ大きくしてください。

後は厚紙の角を切り取り本文用紙に沿って折り曲げていきカバーのようにしっかりとフィットするよう調整していきますが、この作業は少し大変ですので慎重に行うようにしてください。
厚紙の折り曲げる部分に印をつけて、そこにのりをつけて本文用紙と接着していきます。

とても簡易的な製本方法ではありますが表紙がしっかりと付いているので手作りとはいえしっかりと本を作ったという実感を得ることができますよ。

おすすめは・・・


ちなみに、子供と一緒に本を作りたい!
と思ったときにおすすめなのはやはり絵本です。
というのも、絵本は文章が少ないのでそもそも子供が読みやすいと同時に、絵と文章の両方を使って物語を描いていきます。

難しい物語ではなく、できるだけシンプルな物語を題材に選んでみてください。
また、童謡を物語として書き出すのも面白いですよ。
例えば、どんぐりころころはとても文章がシンプルで、なおかつどんぐりの絵がメインになるので、絵を書くときにも困ることはありませんよね。

どんぐりさんがころころころがったよ!
どんぐりさんがお池に落ちてしまったよ、どうしよう。
するとどじょうさんがにょろにょろ泳いでどんぐりさんを助けてくれたよ。
どじょうさんが一緒にあそぼうってさそってくれたよ。

といったように簡単な文章にしていくだけですが、歌にするのとはまた違った面白さがありますよね。
これからもうすぐ幼稚園や保育園に入園する年齢のお子さんがいるのであれば、お弁当箱の歌を絵本にしてみるのも良いですよね。

おにぎりや人参、ごぼう、さくらんぼといったように色々な野菜が登場しますし、絵もそこまで難しくはありません。
そしてお弁当はとても楽しい、美味しい、早く幼稚園や保育園で食べてみたいという気持ちになりますから、それだけでも入園準備の一つになりますよね。

自分で作った絵本は親子で協力して作り上げる作品としてとてもおすすめです。
ただ、くるみ製本をはじめ自分で製本をする自信がない、手作りではなくもっと強度の高い本物のくるみ製本で作成したい、という場合にはぜひ弊社までご相談ください。

絵や文章だけの原稿をいただければ、それを製本し絵本や文庫本としてしっかりと完成させます。
お子さんと一緒に作った大切な作品ですので、いつまでもきれいなままで保管をしていたいという場合にはきっとお役にたてると思います!

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