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糸かがり綴じがぴったりな歴史をまとめた冊子の種類って?

年表

会社の歴史をまとめている冊子として代表的なものは、記念誌、社史、年史などがあります。会社の歴史を冊子にまとめたいと思った時に、その冊子の名前をどうすれば良いのかと迷ってしまう場合があります。
冊子の名称は記念誌なのか、それとも社史なのか、たしかに迷ってしまいますよね。

企業や組織の歴史をまとめている冊子というのは記念誌とも呼ばれますし、社史と呼ぶこともあります。

実はこの記念誌や社史といった冊子ですが、その違いについてはっきりとした内容を理解されている方はあまり多くありません。
というのも、実際のところは、記念誌も社史も明確な線引がとてもむずかしいものだからです。

して、その違いを明確にご存じの方はあまりいらっしゃらないと思います。
なぜなら、その違いに明確な線引きをすることが実は難しいからです。

つまり、記念誌はもちろん、社史、さらには年史という名称もあるのですが、どちらにしても内容にはそこまで大きな違いはありません。
どの冊子も企業や組織の節目の年であったり記念となるタイミングにおいてそれぞれがどのような歩みを遂げてきたのか、というのを振り返ったり業績を綴るものとなります。

ただ、そこまでの違いはありませんが、多少の違いはあるのです。
その少しの違いが名称の違いにもつながってきていますので、その違いについてご紹介していきたいと思います。


年史って?


企業や学校などの組織において、その歴史が始まった時点から、ある程度区切りの良いタイミングで軌跡を振り返りながら発行するものになります。

タイトルは色々あるものの、○周年史などとなることが多いです。

社史


社史というのは、会社の歴史について綴るものです。
企業が発行する時にはこの社史となることが大半です。

社史は、年史と同じように設立○周年、創立○周年といったように、設立や創立されてから区切りのよいタイミングで作られるのが一般的ですが、場合によっては代表者が交代したり上場をした時などのように区切りのよいタイミングで作られることが多いです。

社史は年史ではありませんので、特にどのようなタイミングで制作したとしても問題はありませんし、なにかを記念して作るのであれば社史としても年史としても作ることができるというわけです。

記念誌


そして記念誌です。
この記念誌というのは企業、学校、サークルなどあらゆる組織においてなにかの節目に記念して作られる冊子になります。
例えば、業績が良い時であったり、区切りとなるタイミングでそれを祝うために作られます。
様々な動機で制作される冊子をまとめて制作されるので、最も幅広い意味合いで制作されます。

社史や年史との大きな違いは、史という文字がついていないということです。
つまり、それまでの歩み、歴史といったものを綴る必要はありませんので、手軽に作成できます。

社史、年史、記念誌の違いですが、同じように見えてちょっとずつ違いがあるということが分かっていただけたでしょうか。

会社の歴史を冊子にまとめるなら名前はなににすればいい?



会社の歴史を冊子にまとめるのであれば、冊子の名称はなににすればよいのか迷うかもしれませんが、はっきりとした答えは実はありません。

会社の節目の年に発行されるのか、それとも上場した、代表者が変わったなど節目に発行するのかによって違うからです。



会社の創立○周年などを記念して作られるもので、歴史を振り返って制作される冊子であれば社史でもありますし、記念誌でもあります。
そのため、社史、記念誌として制作するのが最も適しています。

これまでの歴史という部分に特化した冊子を作成するのであれば社史ですし、創立を祝うのであれば記念誌が最も理想的でしょう。

明確な線引きが難しく、尚且大きな違いはありませんが、その理由もご理解頂けましたか?
社史、年史、記念誌のそれぞれの意味合いが少しずつ重なっている部分がありますので、内容、捉え方によって名称は違ってくるのです。

じょうせ


そしてこのような社史、年史、記念誌というのは、冊子にするのであれば糸かがり綴じがおすすめです。
というのも、糸かがり綴じというのはとても頑丈で、なのかつデザイン性に優れているからです。

もちろん上製本なども良いですが、企業の歴史などを綴っているものですので、歴史を感じさせるようなデザインだとよりその魅力を引き出せます。
糸かがり綴じのような和冊子というのは、見た瞬間になにかの歴史的な意味合いを感じさせるようなデザインになっています。

また、糸かがり綴じは一度に制作できる数そのものは少なく、時間も手間もかかりますが、社史は一度に大量に製本するようなものではないと思います。

そのため、1つの冊子にじっくり時間、手間をかけられるものだと思います。
パンフレットなどのように大量に生産するものではないですので、せっかくの社史、年史、記念誌ですので、ちょっとだけ時間と手間をかけてみるというのも良いのではないでしょうか。

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