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社史や記念誌を糸かがり綴じで作ってみたい時にはどうすれば良いの?

パーテ

自分が大切にしている会社、20年や30年といったように歴史を積み重ねてきた会社にとっては、社史などはその価値や歴史をアピールするうえで非常に良い機会です。
長い歴史があるということは、もちろん社会から信頼されており、必要とされているという証拠です。

周年を迎えるうえで、どうしてそれだけ長い間継続していけるのか、その理由を分析して、そのうえで紹介するというのはPRにもなりますし、社員に対しての教育にとても役立つのです。そして、社史のように歴史を記すものであれば糸かがり綴じが人気です。

社史や記念誌をつくることの意味


その企業が、過去にどんな成功や失敗をしたのか、そしてそれが現在にどのように生かされているのかというのは、とても大切な情報ですのでしっかりと記録する必要があります。
自社がどのように社会的価値を築き上げてきたのか、どのような役割があるのかを社員にしっかりと認識させることで、企業としての価値を高めていくことができます。

そして本当に必要な情報、資料というのは、時間が経てば経つほど増えていき収集がつかなくなってしまうものです。
だからこそ、社史や記念誌を作成するというのは大切な資料を集めて、しっかりと保存することにもうながります。
その大切な情報は未来に引き継がれていくのです。

この社史、記念誌を作るうえで、準備することがいくつかあります。
それは、社史をなぜ作らなければならいのか、その結果としてどのような効果を得たいと思っているのかをはっきりとさせなければなりません。

そして、社史や記念誌はいつ製本したいと思っているのかを明確にしてスケジュールを組んでいきましょう。
パーティなどの周年事業を行う場合には、日程調整も必要不可欠です。
もちろん、どのような内容にするのか、どのくらいのボリュームにするのかによって製作期間も変わってきますが、資料をつくる時間などを考えると余裕を持って1年ほどでスケジュールをたてるようにしてください。

次に、古い資料というのは、あちこち別の場所に保管されていることが多いですので、資料収集には思わぬ手間と時間がかかります。
そのため、できるだけ専任の担当者を選ぶようにするべきですが、編集や冊子のデザインなど色々なことをすべて1人に任せるというのは効率がよくありません。

資料収集、編集の大体の方針や原稿のチェックなどしっかりと行うようにしなければなりません。

なにをどんな本にしていきたいのか


どのような本にしたいのかというのは、製本をするうえでとても重要になります。
内容や表現などは、文章の多い内容なればなるほど重要になってきます。
従業員をはじめ、より多くの人に読んでもらいたいのであれば、ただ内容の濃いものではなく、デザイン性や構成もしっかりと工夫する必要があります。

いよいよ製本をスタートします。
編集方法に従って、目次をある程度作成して、そこから資料収集を行っていきます。
現役の方はもちろん、すでにリタイヤされた方々、関係各所に問い合わせをしてから協力をしてもらうようにしてください。

とても時間がかかる作業ですので、スケジュールには余裕をもっておくようにしてください。
一般的に記念誌や社史の構成というのは、本文だけではなく巻頭にはイラストや写真など、口絵というものが入ります。
本文で紹介された内容をよりわかりやすくするために資料が使われ、最後に年表が使用されます。
編集の方針次第で違いもありますが、最も基本的な形です。

収集した資料をもとにして原稿の作成をしながら、デザインの基本となるフォーマットも作ります。
原稿の作成を優先しすぎてしまうと、後から写真やイラストを挿入する場合にはデザインとの調整がとても大変になってしまいますので、ある程度足並みを揃えながら、というのが理想的です。

タイプ

文字ばかりの本ではなく写真やイラストを多く私用した、より読みやすくデザイン性の高いものが増えていますので、誌面のデザインにも力を入れてみてはどうでしょうか。
原稿が揃ったら、どのようなデザインにして冊子にするのかを決めていきます。
会社の歴史を綴っているものですので、おすすめは糸かがり綴じです。
見た目がとても古風なイメージで、とても魅力的です。

社史や記念誌の作成というのはこれまでに長い間信頼され、しっかりと経営を続けてきた企業、そして団体だけが作れるものです。
だからこそ、これまでに作ってきた歴史というのは、しっかりとこの先の世代に残していくべきものなのです。

決して、数年程度の歴史で作れるようなものではありません。
社史、記念誌を作れるということは、それだけ価値のある企業であり、団体である照明になりますので、それだけでも強烈なアピール材料になるのです。

もしもこれから社史を作っていきたいと思われるのであれば、これまでの長い歴史を1つ残らず、しっかりと記載できるように段取りや情報収集、編集などしっかりと抜かり無く行うようにしてくださいね。

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