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俳句集を自分で作ってみたい!糸かがり綴じがおすすめの理由は?

俳句

俳句集や詩集、歌集などを作りたい!
そのように思われている方も多いと思います。
これまでに趣味で書きためておいたものがあり、それをちゃんとした状態にしてから残していきたいと思うのも分かります。
しかし、どのように作れば良いのかがわからずに結局そのままにしてしまっている方も多いのではないでしょうか。

それでは、これまでにたまっている俳句集、詩集といったものの作り方についてご紹介していきます。

俳句集などの作り方って?


俳句集や詩集などを作ろうと思った時にまず必要なのが元となる現行です。
データでも良いですし、もちろんアナログでも良いです。
製本のために原稿を作る工程からスタートします。

そこから業者に依頼したり、または自分で印刷をして製本するという流れになります。
やはり、原稿作りは最も重要な作業ですし、丁寧に、そして慎重に行わなければなりませんので、覚えておいてください。

俳句集や詩集を作る時のポイントについてご紹介します。
まず製本するサイズに合わせて作っていきます。
原稿を作る際には、どのサイズで製本するのかを明確にしておいて、そのサイズで原稿の作成をしてください。
違うサイズで作ってしまったとしてもサイズ変更も可能ではありますが、完成した時の仕上がりが少し変わってきます。

原稿を作る時点でサイズの調整をしておくこと、それがとても大切です。
原稿サイズは作成者の好みによって違ってきますが、俳句集や詩集、歌集といったものはA5サイズで制作されることが多いです。

レイアウトやデザインにこだわる


俳句集や詩集、歌集というのはとてもこだわりを持っている方が多いです。
やはり思い入れのある作品を製本しますので、デザインにおいてはこだわって良いです。

俳句集などは、普通の本と違って特殊なことが多いです。
世界観、イメージを読者により細かく伝えたいと思うからです。

また、表紙のデザインを自分で描いた絵にするもの、旅先でとった写真にするなど工夫は様々です。
自分が納得のいく作品を作りあげるために原稿を制作するレイアウト、デザインはしっかりと決めておくようにしましょう。


おすすめの糸かがり製本


プリンタで出力した紙の束というのは束ねるだけでも本の形にはなります。
しかし、具体的な作業を考えると結局手工芸という世界ですので、面倒なのではなかと思われる方が多いです。

家庭用のプリンタは製本機のより進化したものだと考える人もいますが、なかなかそのような便利なものとは言い切れません。
市販の簡易製本機や製本セットなどを試したことのある人でも、うまく製本できなかったというのもあるでしょう。
どこでも手にはいる材料をつかって、なおかつ道具や材料を最小限に減らす、さらにある程度読みやすさも必要になります。
このことを考えると接着剤を使用するよりも糸を使用したほうが楽だと思うはずです。

糸でかがるだけの製本についてご紹介します。
まずプリントしたいテキストを、とびらやもくじなどもすべて含めて組んでいきます。
そして全体が16ページずつの小冊子が集まった状態にしてからプリントしていきます。
小冊子とは、判型の横2倍ほどの大きさの上の両面に対して4ページ分面付けします。
そして4枚重ねてから中央部分からおると16ページになります。

本全体がこの集合となるようにします。
もしも48ページの本なのであれば48÷16になりますので三折です。
プリントが終わったら四方を断裁せずにそのまま使用してください。

プリントして折ってから順番に重ねていきます。
最初のページと最後のページに本文用紙を8ページずつ追加ししくと、台紙の代わりになります。

表紙用の厚紙を2枚準備しますが、大きさは文庫本で比較すると横は3倍ほど、そして厚さは110kgを目安にするとわかりやすいです。
紙の材質はある程度しっかりとしたものをおすすめします。
しっかりと折れるものであれば問題ありません。

それぞれ横3分の1ほどのところでしっかりと折って順番に重ねた本文紙を重ねていきます。
なんでも良いので、重しになるものを準備しておくとずれずに作業しやすいですのでおすすめです。
背をつきあわせ、少しずらしていきって糸かがりのための穴を4つ開けます。

俳句手帳

基本的な部分はこれでOKです。
この段階までがとても面倒であり、あとは糸をかがるだけですので、とても簡単です。
間違ってもずれてしまわないように、丁寧にしっかりと作業をするようにしてくださいね。
この段階でズレが生じてしまうと、全体的にずれてバランスの悪い、雑な仕上がりになってしまいますので、十分に注意してください。
もちろん、どうしても糸だけでは不安だというのであれば、紙を束ねる時に接着剤を使用しても良いです。
ただし、そうなるとページを開く時には糸かがりらしい大きく開けなくなってしまいますので、その点については考慮したうえで接着剤を使用するようにしてください。

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