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スタッフ日記

「オンデマンド」と言えば

メルマガのバックナンバーを紹介します。2015年9月10日のメルマガより「オンデマンド」という言葉についてと印刷業界って・・・と言うお話。



【メルマガNEWS冊子コム】2015/6/8


最近「ビデオ・オンデマンド」という言葉をよく耳にします。

いわゆる「動画配信サービス」というやつです。

CMでよく見かける「Hulu」や日本最大級の「U-NEXT」ほかにも各テレビ局がビデオ・オンデマンドと称してドラマなどを配信しています。

中には単純に「オンデマンド配信」という表現を使っているのも見かけます。

「オンデマンド」を訳すると「要求(Demand)に応じて」という意味なので、ネット配信で「見たい時に見られる」という意味では正しい使い方です。


わたしが初めて「オンデマンド」という言葉を聞いたのは、今から十数年前、この会社に入って「オンデマンド印刷」という言葉に触れた時でした。

当時は印刷の原理もあまり分かっていなかったので、1冊からでも納品できる=必要なときに必要な量だけ納品するというのがそこまですごいことだとは理解していませんでした。

その後、印刷の知識を深めていくうちに、その価値というか勝手の良さみたいなものは十分に理解し、まさしく需要と供給のバランスに合った商品だと認識しています。

その頃には普通に「オンデマンド」と言えば「オンデマンド印刷」のことで、特にほかに「オンデマンド」という言葉を使う機会もなくそれを当たり前のように思っていました。


しかしここにきて先に書いたように「ビデオ・オンデマンド」という言葉が普及してネットで映画やドラマを見るのがごく普通のことのようになってくると「オンデマンド」と言えば「ビデオ・オンデマンド」が主流となって、「オンデマンド印刷です」と言っても通じないときが来るかもしれないですね。

あくまでも主観ですが印刷業界はアピール力があまり上手ではなくて、新しい技術をうまく広めることができず“昔ながら”に引っ張られている印象が強いです。



発行責任者 : 西尾 直哉(株式会社春日/冊子印刷ドットコム)




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