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印刷・製本コラム

上製本によって印刷した冊子の特徴と保管方法

上製本

上製本というのは非常に高級感が溢れており、長期的に保存を考えた場合には最も適した製本方法になります。
表紙の素材やデザインなど種類の多い印刷会社に依頼をすればそれだけ選べる幅も広がります。

記念誌やエッセイ集、イラスト集など様々なものに使用されるのがこちらの上製本です。
ただし上製本はハードカバーですのでソフトカバーの並製本に比べると費用が高くなってしまうことが大半です。
プレゼントなどで豪華なものを作成する場合に、多少の出費は仕方ないような場合上製本はおすすめです。

製本の形態や表紙クロスの種類などをある程度把握していれば、自分が求めている本の仕上がりにより近づけることができます。

上製本の方法とは


本の本文部分、つまり中身を糸で使用して紙を縫うようにし、表紙本文よりもさらに一回り大きなハードカバーで包むというのが一般的な上製本です。
表紙に使用するのは厚手の芯ポールの表面に専用のクロスを包んで張り込むのが通常です。
ハードカバーの表紙と本文との寸法の差をチリと呼びますが、このチリの部分が中身をしっかりと保護してくれます。
表紙や背文字に対しては文字、金色や銀色の箔押しをすることもでき、とても豪華な仕上がりになります。

この上製本という製本方法であれば長期的に保存することができますし何より見栄えが良いので記念品などにも適しているのです。

布クロス

表紙の仕立てに使う素材


印刷業者によって使用する表紙クロスの種類は異なりますが一般的には布クロス、レザークロスといったものを使用します。
この教師の素材によって見た目や手触り感などといったものを大きく変えることができます。
それでは、表紙の素材について細かくチェックしていきます。

布クロスというのは見た目の高級感や手に取った時の感触、そして風合いといったものを楽しむことができる素材です。
こちらの布クロスの柄というのは50種類以上あるともいわれており、色も数多く揃っています。

印刷業者に問い合わせをすれば見本帳などもありますので、そういったものを一つ一つ確認した上で選ぶことで間違いはありません。
布クロスは製本用に作られた裏打ち済みのものを使用するので、手芸店などにある布地で表紙にするというのは難しいです。
タイトル文字などは前述したように金、銀といった箔押し加工になりあす。

レザークロスは皮の雰囲気のある製本用レザー調クロスを使用します。
レザークロスにも色柄がいくつもありますので好みのものを自由に選ぶことができます。
タイトルの文字には金銀の箔押しをするのが一般的です。

フルカラー印刷タイプは、PP加工と呼ばれる特殊な方法で、写真、絵などをいれてデザインしたデータ原稿を、印刷業者が印刷を行い、PPフィルム加工をして作り上げていきます。
高級感があると同時に表紙表面の汚れを防ぎたり耐久性を高めることができます。
好きな写真などを自由に表現しデザインに使うことができますので、よりオリジナリティの高い雑誌を印刷して作ることができるのです。


上製本の冊子を長持ちさせるコツ


せっかく上製本で作った冊子もすぐに劣化してしまってはもったいないです。
では上製本で作った冊子を長持ちさせるにはどうすれば良いのでしょうか。

まず高温多湿の場所を避けるようにしてください。
保存する場所の温度は18°から22°が理想的です。
湿度は45%から50%の間が理想的であると言われています。
カビが生えるような場所においてしまうと本がひどく劣化してしまいますし、本がカビ臭くなってしまったり汚れやシミがつきやすくなってしまいますので、強度の高い調整品といえども簡単にボロボロになってしまいます。

高温多湿の場所を避けて保管するのは理想的ですが、日本の住宅において高温多湿の場所を完全に避けるというのはなかなか難しいものです。
長期間読まない本を倉庫などに保管するのであれば湿気取りを必ず入れておくようにしていたり、しまいこんだままにするのではなく晴れた日などには風通しの良い場所で干すようにすると本の劣化を最小限に抑えることができます。

また湿気の多い場所を好まない本ですが、陽のあたる場所もまた好みません。
陽が当たると色が変色して黄色くなってしまったりひどく劣化してしまいますので、窓際などの日差しが入る場所に本を置かないようにしてください。

そして本を平積みにしないというのも重要です。
本を重ねて積んでいると下の方にどんどん圧力が大きくかかりますので、歪んだりページが反り返ったりと状態が悪くなってしまうのです。

やはり理想は本棚に入れて立てて並べると言う方法です。
正しい本棚でも本を詰めすぎてしまうと出し入れをする時に本に負担をかけてしまいますので、出し入れができないほどぎゅうぎゅうに詰め込むのではなく、ある程度の余裕を持たせるようにして並べると本が傷むことなく長期間良い状態で保存できます。

正しく保管すれば、長期間保存できますので、費用をかけて作り上げた冊子をいつまでも大切に読み続けることができますよ。

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