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印刷・製本コラム

中綴じってどんな製本方法?メリットやデメリットは?

製本をする場合にはいくつかの種類があります。
中綴じをはじめ無線綴じ、平綴じなど綴る枚数などによって綴じ方を変えます。
それでは中綴じ製本のメリットやデメリットをはじめ、どのような綴じ方があるのかをご紹介します。

中綴じ製本って?中綴じ製本のメリットやデメリットは?


中綴じというのは並製本において使用される綴じ方の1つです。
中綴じは見開きの状態になっている紙を重ねて、中央部分で綴じます。
ホッチキスを使用して綴じるのが一般的です。


中綴じにするメリットは中央部分で綴じることで、根本ギリギリまでページを開けられることです。
例えば二つのページを使って一枚の写真を載せたい、イラストや図などをできるだけ見やすく載せたい、そのような場合には根本までしっかりと開くことができ、綴じた部分が見えなくならない綴じ方である必要がありますので、中綴じがおすすめです。


また中綴じの場合は他の綴じ方に比べて比較的安く冊子を作ることができるので、作る冊子の数が多ければ多いほど中綴じの方がコストを抑えることができます。


中綴じにもデメリットがありますが、中綴じのデメリットは見開きの中心部分をホッチキスを使用して綴じますので、強度という面ではあまり強くありません。
ページ数が多い冊子においてはおすすめできません。


用紙の厚さにもよりますが、最大でも80ページ程度までしか綴ることができません。
比較的ページ数の少ない製本において中綴じは使用されます。


無線綴じって?無線綴じ製本のメリットやデメリットは?


無線綴じと呼ばれる綴じ方は、中綴じとは異なり冊子の背面部分において非常に強力な接着剤を使用して綴じます。
くるみ製本と呼ばれることもある綴じ方で、中綴じと同様に多く使用される綴じ方です。


並製本だけではなく上製本においても使用されており、通常の無線綴じ(切断無線綴じ)と網代綴じの2つの種類があります。
通常の無線綴じは本文の背部分を削ったうえで接着面を作り出す方法で、網代綴じは切り込みを入れた部分に接着剤を直接浸透させる綴じ方です。


カタログや分厚いマニュアルなどにおいても使用されることから、中綴じよりも非常に多くのページ数のある冊子において使用される強度の高い綴じ方です。
中綴じでは綴じられないページ数でも容易に綴ることができます。


強度も高く接着剤を使用することもあり、中綴じと比較をすると料金は高くなることが大半です。
無線綴じはページ数が多い冊子でもしっかりと綴じることができますし、背表紙がありますので本棚などに並べた時に安定しやすく、整理しやすく見た目も高級感があります。


ただし、中綴じとは違い根元までしっかりと開くことができないので、中綴じのように2ページにわたる写真などを綴じると中央部分が十分に見えなくなってしまうのがデメリットです。


中綴じ以外にもまだまだ綴じ方は色々


PUR製本は無線綴じの仲間ですが、PUR系の特殊な接着剤を使用して、強力に固定する製本方法になります。
従来の接着剤と比較すると接着性が非常に高く、接着面が小さくても十分な強度を得ることができます。
中綴じで製本する場合には、根元までしっかりと開くことができます。


しかし、その分綴じることができるページ数は少なくなってしまいますし。
その一方で無線綴じは強度が高いですので、中綴じよりも多くのページ数を閉じることができるのですが根元まで開くことができませんでした。


その点、PUR製本での製本であれば中綴じとまではいきませんが根本までしっかりと開くことができ、尚且つページ数もある程度まで綴ることができます。
写真集をはじめカタログや手帳など様々な冊子に使用できます。


平綴じ製本は、表紙と中のページを重ねて、綴じ側を針金で綴る方法です。
閉じた部分を専用のテープで巻いたり、表紙で包むことも可能です。
中綴じのように根元までページを開き切ることができません。


雑誌やカタログによく使用される方法になります。


上製本はハードカバータイプのものです。
表紙専用の厚紙に紙やクロスといった素材を貼り合わせることで表紙をつけることができます。
用紙に素材を貼り付けたうえで、見返しの部分で強く固定する方法です。


非常に強度が高く、耐久性もりますし、表紙に対して加工を施しやすいのでアルバムや記念誌などとして使用される製本方法です。


中綴じと比較をするとやはり強度は段違いに高いのですが、その分中綴じよりも使用する用紙や表紙となる素材なども必要になりますので、費用面においても中綴じとは段違いに高額です。


中綴じをする時の注意点


中綴じで冊子を作成する場合、印刷して綴じることを考慮したうえで、レイアウトには十分に注意しなければなりません。
冊子を開いた状態での両端、中央部分のノドがどの程度残ることになるのか、用紙にどの程度の厚さがあるのかを考慮しなければ、小口の部分が欠けてしまい、ページの一部が欠けてしまったり、読みにくくなってしまうなどトラブルの元になります。


また、前述した通り、中綴じの場合には中央で綴るのでセンター部分が見えなくなります。
見開きで写真やイラストなどを載せるのであれば、中綴じではきれいな仕上がりにすることはできません。


中綴じでの製本は、費用面、強度、綴じることができる枚数などを考えると、まさにお手頃な製本方法です。
費用を抑えて尚且つある程度の見た目、強度があれば良い、という場合には中綴じがおすすめです。

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